テンプレートのこの画面はアカウントエディタのウェブサービス 機能と関連しています。テンプレートがこのアカウント設定をコントロールする と設定されていた場合、テンプレートを使用する グループ に所属するアカウントのウェブサービスオプションはこの画面の設定でコントロールされます。
ウェブサービス & 2段階認証
Webmailアクセスを有効にする
このテンプレートでコントロールされているアカウントが、ブラウザを使ってWebmail へアクセスし、メール、予定表、その他の機能を利用できるようにするには、この設定を有効にします。
LAN IPからの場合のみ許可
ユーザーがLAN IPアドレス からの接続の場合のみWebmailへのアクセスを許可する場合は、このオプションを有効にして下さい。
Remote Administrationへのアクセスを有効にする
このテンプレートでコントロールされているアカウントが、Remote Administrationで、設定変更を行えるようにするにはこの設定を有効にします。ユーザは以下の項目で有効にした設定のみを編集することが可能です。
この機能が有効で、Remote Administrationサーバーが稼働していると、ユーザーはMDaemon用のドメインとRemote Administration用ポート (例. http://example.com:1000)をブラウザで指定する事により Remote Administrationにログインすることができます。まずログオン画面が表示され、次にユーザが編集の許可を与えられている設定画面が表示されます。ユーザに必要な作業は、選択した設定を変更して、[変更を保存]ボタンをクリックするだけです。そして、ブラウザからログアウトしてブラウザを閉じます。 ユーザーがWebmailに対するアクセス権も与えられている場合、Webmailの詳細オプションメニューからもRemote Administrationへアクセスする事ができます。
(アカウントエディタの管理者権限の割り当て画面で指定する)全体あるいはドメイン管理者としてのアクセス権限が与えられているユーザの場合、Remote Administrationにログオンしたあとに表示される画面が異なります。
...ただし、LAN IP 内だけに限定する
ユーザーがLAN IPアドレスからの接続の場合のみWebmail経由でのアクセスを許可する場合は、このオプションを有効にして下さい。
MDaemon Instant Messengerを有効にする
新しく追加したアカウントがデフォルトで MDIM を使用できるようにするにはこの設定を有効にします。このオプションはアカウントの作成テンプレートでのみ利用できます。グループプロパティにもこれに似たオプションがあり、MDIMへアクセスするグループメンバーの設定が行えます。
インスタントメッセージを有効にする
新しく追加したアカウントがデフォルトでMDIMのインスタントメッセージも利用できるようにする場合は、このオプションをクリックします。このオプションはアカウントの作成テンプレートでのみ利用できます。グループプロパティにもこれに似たオプションがあり、インスタントメッセージへアクセスするグループメンバーの設定が行えます。
ユーザーのカテゴリ編集を許可
新しいWebmailユーザーのカテゴリ編集を許可する場合はこのオプションを使用します。これはデフォルトで有効です。 注意点: このオプションは MDaemon Remote Administration (MDRA)ウェブインターフェイスでのみ有効です。
WebmailセッションのIPパーシステンスチェックをスキップ
Webmailウェブサーバー オプションの "Webmailセッションを通してIPパーシステンスを使用する"が有効な時、新しいユーザーをIPパーシステンスの要件から除外するにはこのオプションを有効にします。注意点: このオプションは MDaemon Remote Administration (MDRA)ウェブインターフェイスでのみ有効です。
AIメッセージ機能を有効にする
アカウントが所属するドメインの Webmail ダイアログでAIメッセージ機能を有効にしている場合、このボックスの設定を有効にする事で、アカウントがMDaemon WebmailでAIメッセージ機能を使う事ができるようになります。この機能は、ドメインレベルで有効化されている場合のみ利用できます。注意点:この機能に関する重要事項や注意点については、後述の Webmailの AIメッセージ機能 を参照してください。
2段階認証
MDaemonはWebmailやMDaemonのRemote Administrationウェブ画面へサインインするのに、2段階認証(2FA)に対応しています。HTTPSでWebmailへサインインするアカウントはWebmailのオプション >> セキュリティ画面から2段階認証のアクティベートが行えます。コードはモバイル端末やタブレットへインストールした認証アプリで取得できます。この機能はGoogle認証に対応した全てのクライアントで使用できます。アカウントの2FA設定についての詳細は、Webmailのヘルプを参照して下さい。
2段階認証を許可
デフォルトで新規アカウントはWebmailの2段階認証(2FA)機能の設定や使用が許可されています。新しく追加したアカウントでデフォルトで2FAを使用させたくない場合は、このチェックボックスを無効にして下さい。この設定はアカウント毎のウェブサービスページから個別に設定する事もできます。
2段階認証を必須とする
新しく作成した全てのアカウントで2段階認証 (2FA)の使用を必須とする場合はこのオプションを有効化して下さい。2FAを必須とすると、これを使用するよう設定を行っていないアカウントは、次回Webmailへログインした際、設定ページへリダイレクトされます。2FAの設定に関する詳細は、Webmailのヘルプを参照して下さい。
Remote Administrationで行える設定
リアルネーム
この機能を有効にすると、ユーザは姓名を変更することが許可されます。
メールボックス
この機能を有効にすると、ユーザはメールボックス名を変更することが許可されます。
メールボックス名はアカウントのメールアドレスの一部で、他のアドレスとの重複がない一意の値でもあるため、これを変更するという事は、実際のメールアドレスを変更していることを意味します。これにより、今後のメールが古いアドレスへ転送され、結果として拒否されたり、削除されたり、これと似た処理が行われてしまう可能性が生じます。 |
パスワード
ユーザがアカウントのメールパスワードの変更できるようにする場合、このチェックボックスを選択します。パスワード要件については パスワードを参照してください。
転送アドレス
この機能を有効にすると、ユーザは転送アドレスの設定を編集できるようになります。
転送先詳細
この機能を有効にすると、ユーザは詳細な転送設定を編集できるようになります。
IMAPフィルタ
このコントロールを使用すると、ユーザは自身のIMAPフィルタを作成、管理できます。
エイリアスを編集
Remote Administrationからアカウントに関連した エイリアス を編集できるかどうかを指定します。
Appパスワードを編集
デフォルトで、ユーザーはそれぞれ Appパスワード を編集できます。ユーザーに編集させないようにするにはこのチェックボックスを無効にしてください。
プライベートフラグ
このオプションは、ユーザがRemote Administrationから、アカウントエディタの設定画面にある[アカウントを「Everyone」メーリングリスト、共有カレンダ、VRFYで非表示にする]オプションを編集できるかどうかを指定します。
メール制限
制限 画面の送信/受信メール制限を編集できるかどうかコントロールします。
クォータ設定
アカウントにクォータ設定の変更を許可する場合は、このチェックボックスを選択してください。
MultiPOP設定
新規のMultiPOPエントリを追加したり、それらのエントリに対してMultiPOP収集の有効化/無効化を行えるよう、アカウントに権限を与える場合はこの設定を有効にします。
自動応答の設定
ユーザにアカウントの自動応答の追加、編集、または削除を許可する場合は、このチェックボックスを選択してください。
添付ファイル処理の編集
ユーザが、添付ファイル画面の中の添付ファイル処理オプションを編集できるようにする場合、このチェックボックスを選択します。
モバイルデバイスの管理
アカウント所有者がRemote Administrationを使ってActiveSyncデバイスの設定を行えるようにするにはこのボックスをチェックします。
今すぐ全てのアカウントへ適用
このオプションは アカウントの作成テンプレート を使用している場合のみ有効です。ウェブサービスがアカウントテンプレートで管理されていない全てのMDaemonアカウントに設定を適用する場合はこのボタンをクリックします。
インストール時のデフォルト設定を読み込む
このオプションは アカウントの作成テンプレート でのみ利用できます。アカウントの作成テンプレートをインストール時のデフォルト設定にリセットします。これはテンプレートの設定のみを変更し、既存のアカウント設定の変更は行いません。
アカウントの作成テンプレートを読み込む
このオプションはカスタムテンプレートを使用している場合のみ使用できます。この画面で行った設定を、アカウントの作成テンプレートのウェブサービス画面で指定したデフォルト値へ戻すにはこのボタンをクリックします。
MDaemon 23.5.0から、MDaemonのWebmailクライアントのProテーマに、Artificial Intelligence (AI)機能が搭載され、ユーザーのメール管理をアシストし、生産性の向上を図れるようになりました。この機能はオプションで、デフォルトでは無効になっていますが、任意のユーザー向けに有効化する事ができます。
この機能で、MDaemon Webmailで次の目的でAIを使用できます:
•メール本文のサマリーを取得します。
•選択したガイドラインに基づき、メールへの返信を提案します。返信は、ニュアンスとして、形式的な感じ、敬意をもっての感じ、カジュアルな感じ、を選択できます。スタンスとして、興味ありな感じ、興味なしな感じ、肯定的な感じ、否定的な感じ、あいまいな感じ、を選択できます。態度として、自信をもっての感じ、興奮した感じ、落ち着いている感じ、申し訳なさそうな感じ、を選択でき、文章の長さとして、簡潔から詳細までを選択できます。
•入力した文章を元に、新しいメール本文の作成を補助します。先ほどの返信の場合と同様、メール作成時にも、ニュアンス、スタンス、態度、文章の長さ、をそれぞれ選択できます。
Webmail 設定 ダイアログボックスのページから「AIメッセージ機能を有効化」オプションを使ってこの機能を有効化できます。ドメインマネージャの Webmailページからにも同じ名前のオプションがあり、特定のドメイン用の設定を行うと、全体設定を上書きします。注意点:ドメインでAIメッセージ機能を有効化しても、全てのドメインユーザーがこの機能にアクセスできる訳ではありません。アカウントエディタのWebサービス ページでAIメッセージ機能の有効化、から有効にする必要があります。同様に、AIメッセージ機能が有効化されているアカウントテンプレート やグループをユーザーに割り当てる事もできます。
アカウントにMDaemonの AIメッセージ機能の利用を許可した場合、サードパーティーのAIサービスである、OpenAIのChatGPTへ、情報を提供したり、ChatGPTからの情報の受信を許可する事になります。管理者やユーザーは、これらの処理が、個人情報や機密情報の保護という観点では、潜在的なリスクを孕んでいる事を認識しておく必要があります。個人情報保護のリスクにおいては、AIの利用に関する社員教育が大変重要です。 注意点:OpenAIとの間でやり取りされたデータは、ローカルサーバーやネットワーク上にも保管されません。 MDaemon TechnologiesのAI使用ポリシーはArtifical Intelligence (AI) Information Pageで確認できます。OpenAIの使用許諾へのリンクも、同じページに掲載してあります。 |
参照: