MDaemonのRemote Administration(MDRA)は、ブラウザを使ってリモートからMDaemonを管理するためのサーバーアプリケーションで、MDaemonと同じサーバー上で、バックグラウンドで稼働します。Remote Administrationにアクセスするには、ブラウザを開き、remote administrationサーバーのURLとポート番号(例. www.example.com:1000)を指定します。ログオン情報を入力した後は、MDaemonサーバーに対して、様々な操作や管理が行えるようになります。設定できる種類や数は、ログインユーザーに与えられているアクセス権により異なります。Remote administrationには、グローバル管理者、ドメイン管理者、ユーザーという3種類のアクセス権レベルがあります。
グローバル管理者 — グローバル管理者はMDaemonのアカウント設定でグローバル管理者権限を与えられたユーザーです。グローバルアクセスとはRemote Administration経由でアクセスできる全ての設定やコントロールに対するアクセス権を意味しています。グローバル管理者は、ユーザー、ドメイン、メーリングリストの追加や編集、削除が行えます。また、製品のINIファイルの編集、他のユーザーをドメイン管理者として指定、パスワード管理、その他にも多くの操作が行え、完全な管理権限を持っています。
ドメイン管理者 — グローバル管理者と同様に、ドメイン管理者もRemote Administration経由でアクセスできるユーザーや設定をコントロールする権限を保有していますが、その範囲は、グローバル管理者や、アクセス権を持つ他のドメイン管理者によってウェブサービスからアクセス権を与えられた1つ又はそれ以上のドメインに限定されます。
一般ユーザ — Remote Administrationへのアクセスにおいて最も低いアクセス権レベルが一般ユーザーです。 MDaemonユーザはremote administrationにログオンし、自分自身の、例えば、MultiPOPエントリ、メールフィルタ、自動応答といった設定にアクセスできます。編集できる設定の種類や数は与えられた権限により異なります。
Webmail とRemote Administrationの両方にアクセス権を持っている全てのユーザーは、それぞれにログインするのではなく、Webmail 内からRemote Administrationへアクセスできます。Remote Administrationはオプションの中の詳細設定をクリックすると、新しいウィンドウで表示されます。
参照:
Remote Administration » Webサーバ