この画面では、ドメイン毎に、様々なクライアントレベルのWebmail設定が行えます。Webmailへサインインすると、ここで設定したオプションが機能します。この設定は、Webmailのオプションページでユーザー毎にカスタマイズできます。ここでのデフォルト値はWeb & IMサービスのWebmail » 設定を元に設定されています。
Webmail設定
デフォルトに設定
このボタンでドメイン設定をデフォルトのWebmail設定で初期化します。
言語
ユーザが最初にログオンする時に、Webmailの画面表示に使用するデフォルト言語を、ドロップダウンから選択します。ユーザはWebmailのオプション » 初期設定やWebmailのサインインページから、使用する言語を変更することができます。
テーマ
ユーザが最初にログオンする時に、画面表示に使用するWebmailのデフォルトテーマを、ドロップダウンから選択します。ユーザはWebmailのオプション » 初期設定から、使用するテーマを変更することができます。
日付形式
このテキストボックスを使用して、デフォルトの日付形式を設定してください。[マクロ]ボタンをクリックすると、このテキストボックスで使用することができるマクロコードのリストが表示されます。ここでは、以下のマクロを使用することができます。
%A - 曜日
%B - 月
%d - 日("01-31")
%m - 月("01-12")
%y - 年2桁
%Y - 年4桁
例えば、 "%m/%d/%Y"の場合、Webmailでは "12/25/2011"と表示されます。
マクロ
このボタンをクリックすると、日付形式として使用することができるマクロコードのリストが表示されます。
開封確認を送信しますか?
このオプションは、開封確認要求が受信メッセージに含まれていた場合の応答方法を指定します。
常に
このオプションが選択される場合、MDaemonはメッセージが読まれたことを送信者に通知を送信します。メッセージを受信したWebmailユーザは、開封確認がリクエストまたは応答された表示をしません。
しない
Webmailで開封確認リクエストを無視する場合、このオプションを選択します。
プロンプトを表示
Webmailユーザに、開封確認の送信の有無を確認するには、このオプションを選択します。
時刻表示にAM/PMを使用する
Webmailの時刻表示に、AM/PMを付けた12時間表示を使用する場合は、このオプションを有効にしてください。24時間表示の場合は、チェックボックスを解除してください。各ユーザは、Webmailの オプション » 予定表にある、「時刻表示にAM/PMを使用する」オプションを使って、設定を変更することができます。
終了時にゴミ箱を空にする
このオプションは、ユーザがWebmailからログオフする時に、そのユーザのごみ箱を空にします。各ユーザは、Webmailの オプション » 初期設定で、この設定を変更することができます。
高度な設定を使用する
このオプションをクリックすると、ユーザのデフォルト画面として、通常の構成画面ではなく、詳細な構成画面が開かれます。各ユーザは、Webmailの オプション » 作成で、この設定を変更することができます。
'Sent'フォルダにメッセージを保存する
メールボックスの送信済みフォルダに送信済みメッセージのコピーを保存する場合は、このオプションを選択してください。各ユーザは、Webmailの オプション » 作成で、この設定を変更することができます。
HTMLイメージをブロックする
WebmailでHTMLメールメッセージを表示する場合、自動的にリモートイメージ表示を禁止する場合、このチェックのボックスを選択します。イメージを表示するには、ユーザはブラウザウィンドウでメッセージ上部に現れるバーをクリックする必要があります。多くのスパムメールには画像を表示したユーザーのメールアドレスを抜き出す特別なURL付きの画像が含まれており、こうした画像を表示すると、現在利用していて有効なメールアドレスを、スパムメールの送信元へ通知する事になります。これは、そういった脅威を防ぐための機能で、デフォルトで有効です。
...Fromヘッダがドメインやユーザーの許可送信者の連絡先と一致する場合を除く
メールのFromヘッダがドメイン又はユーザーの許可リスト送信者と一致する場合に、メール内の画像表示を行うようにするにはこのチェックボックスを有効にします。 注意点: このオプションは MDRAでのみご利用頂けます。
スパムやDMARC, DNSBL, SPF認証に失敗したメールのハイパーリンクを無効にする
デフォルトで、メールがスパムとマークされていたり、DMARC, DNS-BL, SPF 検証に失敗したものだった場合、メール内のハイパーリンクは無効化さえます。ハイパーリンクを無効化しないようにするには、このチェックボックスをクリアしてください。 注意点: このオプションは MDRAでのみご利用頂けます。
...Fromヘッダがドメインやユーザーの許可送信者の連絡先と一致する場合を除く
メールのFromヘッダがドメイン又はユーザーの許可リスト送信者と一致する場合に、ハイパーリンクの無効化から除外するためにはこのチェックボックスを有効にします。 注意点: このオプションは MDRAでのみご利用頂けます。
新規メッセージの作成時HTMLエディタを使用
ユーザがHTML形式でメッセージを編集できるようにする場合は、このチェックボックスを選択してください。ユーザはWebmailのオプション » 作成 で、この設定を変更することができます。
パスワードリカバリを有効にする
自分のパスワード編集 という権限を持っているユーザーが、Webmailで代理アドレスを入力し、パスワードの紛失時にパスワードを初期化するためのリンクを送る事ができるようになります。この機能を設定する際、ユーザーはオプション >> セキュリティページで、パスワードリカバリー用のメールアドレスと現在使用しているパスワードの両方を入力する必要があります。設定後、「パスワードをお忘れですか?」というリンクが表示されます。このリンクをクリックすると、パスワードリカバリー用の代理メールアドレスを確認するためのページへ移動します。正しいアドレスを入力すると、パスワード変更用ページのURLが対象メールアドレスに送信されます。この機能はデフォルトで無効に設定されています。
このオプションはWebmailユーザー用のuser.ini(例: \Users\example.com\frank\WC\user.ini)で以下を変更する事で、ユーザー毎に有効化・無効化できます。
[User]
EnablePasswordRecovery=Yes (=Noで無効化します)
2段階認証情報の記憶を許可 (Remote Adminへも適用)
WebmailやRemoteAdminへサインインする際、2段階認証 (2FA)を使用していた場合、2段階認証ページへも認証情報を記憶するオプションを表示し、指定日数の間は2段階認証を要求しないようにするにはこのオプションを使用します。2段階認証を記憶するオプションを表示しない場合はこのオプションを無効にしてください。無効にした場合、2FAを有効にしているユーザーは毎回サインインする毎に2FAコードの入力を求められます。注意点: このオプションは MDaemon Remote Administration (MDRA)ウェブインターフェイスでのみ有効です。
認証情報を記憶
https ポートを使ってMDaemon Webmailのログオンページへアクセスすると、認証情報を記憶、のオプションをクリックする事で認証情報を記憶できます。ユーザーはログオンページの「認証情報を記憶」オプションをチェックする事で、認証情報は対象デバイスへ記録されます。その後、対象デバイスからWebmailへアクセスすると、手動でサインアウトした時か認証情報の記憶用トークンが期限切れとなるまで、サインインは自動的に行われます。
デフォルトで、認証情報は再ログインが必要になるまで最大30日間記憶されます。認証を記憶する期間を増やすには、 MDaemon Remote Administration (MDRA) ウェブインターフェイスの、この日数を越えた認証情報は期限切れとしますの値を増やしてください。また、同様の設定が、\MDaemon\WorldClient\ フォルダの中の、Domains.iniにある、RememberUserExpiration=30の値を編集する事でも行えます。ここで指定できる最大値は365日です。注意点: 2段階認証 (2FA) では、\MDaemon\WorldClient\ フォルダの中の、Domains.iniにある、[Default:設定]にて、独自の有効期限(TwoFactorAuthRememberUserExpiration=30)が設定されています。そのため、2FAの有効期限が切れると、通常の有効期限内であった場合でも、再度認証を求められる事になりますので、ご注意下さい。
認証情報を記憶するオプションはデフォルトで無効に設定されており、対象ドメインにのみ適用されます。全体設定はWebmailの設定画面にて行えます。
認証情報を記憶する事で、ユーザーは複数のデバイスから継続的にログインできるようになるため、パブリックネットワークでは使用しないようにしてください。また、アカウントにセキュリティの問題が疑われる場合は、MDRAの「認証情報をリセット」ボタンで認証情報の記憶用トークンをリセットできます。この場合は、全てのユーザーが再度認証を行う必要があります。 |
ドキュメントフォルダを有効化
ドメインユーザーでドキュメントフォルダを有効化するにはこのオプションをチェックします。これはデフォルトでメインのWebmail設定 ページ内の同名オプションを確認します。ドメイン用の設定を個別に変更した場合は、ドメイン設定が全体設定を上書きします。 注意点: このオプションと後述のドキュメントリンクはMDaemon Remote Administration (MDRA) ウェブインターフェイスでのみご利用頂けます。
ユーザーの個人ドキュメントへの一時的なリンク作成を許可
このオプションが有効の場合、ドメイン内のユーザーは個人ドキュメントへのリンクを作成し、他のユーザーと共有できるようになります。30日間でリンクは自動削除されます。
ドキュメントリンクを表示
このボタンをクリックすると ドキュメントリンク ページが表示され、ドメイン内で有効化されている全てのドキュメントリンクが確認できます。ここから任意のリンクを削除する事ができます。30日間でリンクは自動削除されます。
クライアント署名をプッシュ配信
クライアント署名 をこのドメインのWebmailユーザーへプッシュ配信するにはこのボックスを有効にします。Webmailでは、これによりオプション >> 作成内の署名オプション内の「システム」へ署名が生成されます。ユーザーはこの署名を選択し、メールの新規作成時に自動挿入できるようになります。このオプションが有効で、ドメインマネージャのクライアント署名画面で署名を作成していなかった場合、デフォルトクライアント署名オプションが代わりに使用されます。デフォルトクライアント署名も設定されていなかった場合、Webmailのシステム署名オプションは使用できません。
ユーザーの署名作成を許可する
ドメインのユーザーが自分自身の署名をWebmailで作成できるようにする場合はこのボックスを有効にします。これにより、ユーザーは自分で作成した署名を選択し、メールの新規作成時に自動挿入できるようになります。ユーザーの署名作成を許可しておらず、クライアント署名をプッシュ配信するオプションが有効だった場合、 (例えばWebmailのシステム署名といった) クライアント署名 だけが自動挿入されます。Webmailでは署名オプションは オプション » 作成からアクセスできます。
メッセージ一覧として1ページ毎に表示するメール数
この値は、各メールフォルダで表示するメッセージの一覧で、ページ毎に表示するメールの数です。フォルダがこの数以上のメッセージを含む場合、リストの上と下に、ページ移動のコントロールが現れます。個々のユーザは、Webmailのオプション » 初期設定 で、この設定を変更することができます。
メッセージ一覧の更新間隔(分)
これはWebmailが、自動的にメッセージリストを更新する前に待つ時間(分)です。個々のユーザは、Webmailの オプション » 初期設定で、この設定を変更することができます。
ログイン失敗時の'ヘルプ'テキストの表示 (HTMLコード利用可)
ユーザがログオンでトラブルに遭遇した時、Webmailログオンページで表示する一文を、プレーンテキストかHTMLで指定できます。テキストは、次のデフォルトテキストが表示されます:"ログインが正しくありません。ヘルプが必要な場合は、メール管理者に問い合わせてください。このテキストは、Webmailのログオンに関する連絡先窓口の通知として使用する事ができます。
この機能を複数ドメインで正しく使用するためには、正しい SMTPホスト名 の設定がドメイン毎に必要です。正しい設定でない場合、デフォルトドメイン 用のテキストが使用されます。そのため、例えば複数ドメインが存在し、全てのWebmailユーザーがサインイン用に1つのホスト名を使用しているような場合、正しい、ドメイン専用のログイン失敗時の「ヘルプ」テキストは表示されない可能性があります。 |
AIメッセージ機能を有効にする
このチェックボックスを有効化すると、MDaemon Webmailで、ドメイン向けにMDaemon AIメッセージ機能が有効になります。デフォルト値は全体のWebmail設定 ページ内の同名オプションを継承します。ドメイン用の設定を個別に変更した場合は、ドメイン設定が全体設定を上書きします。注意点:ドメインでAIメッセージ機能を有効化しても、全てのドメインユーザーがこの機能にアクセスできる訳ではありません。アカウントエディタのWebサービス ページでAIメッセージ機能の有効化、から有効にする必要があります。同様に、AIメッセージ機能が有効化されているアカウントテンプレート やグループをユーザーに割り当てる事もできます。この機能に関する重要事項や注意点については、後述の Webmailの AIメッセージ機能 を参照してください。
メッセージ一覧の表示数(ページ単位)
メールフォルダ内のメール一覧表示で、1ページに表示するメールの件数を指定します。フォルダ内のメール本数がここで指定した数よりも大きかった場合、ページの上下に矢印が表示され、他のページへ移動できるようになります。個々のユーザーは、Webmailのオプション » 初期設定 から、この値を変更できます。
メッセージ一覧の更新時間(分)
Webmailがメッセージ一覧を自動で更新するまでの分数をここで指定します。個々のユーザーは、Webmailのオプション » 初期設定 から、この値を変更できます。
ログイン失敗時の 'ヘルプ'テキストの表示 (HTMLコードも使用可)
ユーザーがサインインの際問題があった場合に、Webmailのサインインページに表示する文章(プレインテキストでもHTMLでも構いません)をここで指定できます。文章は「ログオンが正しくありません。もう一度やり直してください。ご不明の場合はシステム管理者へ連絡してください。」という文章の下に表示されます。この文章はWebmailのサインインについて直接連絡できるページへのリンクなどに使用する事ができます。
この機能を複数ドメインで正しく使用するには、正しいSMTPホスト名 の設定が、各ドメイン用に必要です。正しく設定されていない場合、デフォルトドメイン の文章が使用されます。そのため、例えば、複数ドメインで全てのWebmailユーザーがサインインの際1つのホスト名用の問合せページへ誘導され、正しいログイン失敗用の「Help」文章は表示されない事になります。 |
セキュリティ設定 (注意点: このオプションと後述のドキュメントリンクはMDaemon Remote Administration (MDRA) ウェブインターフェイスでのみご利用頂けます。)
サインイン時のWebAuthnを許可
MDaemon Webmailユーザーの、Web Authentication API (WebAuthnとしても知られています)でのサインインを許可する場合はここで設定を行います。WebAuthnは、生体認証、USBセキュリティキー、Bluetooth、その他認証機器を使って、安全にパスワードのないサインインを行うための機能です。WebAuthnはデフォルトで許可されています。
最初のサインインでユーザーに使用しているデバイスを登録させる
このオプションをチェックすると、ユーザーの最初のサインインの時、パスワードなしのサインイン用に、現在使用しているデバイス(スマートフォン、生体認証等)の登録を求める事ができるようになります。
WebAuthnサインインで2段階認証ページを通過する事を許可
WebAuthnはWebAuthnは既に2段階の認証方式である事から、 WebAuthnを使用しているユーザーが2重に認証を行わないよう、2段階認証 (2FA)とは異なるフォームを使用しました。 このチェックを有効にする事で、2FAをスキップし、WebAuthn認証でサインインできるようになります。注意点: ここでの設定に依らず、アカウントが個別に 2段階認証が必須と設定されていた場合、アカウントはサインインにWebAuthnを使っていたとしても、2FAを通過する事ができません。
WebAuthnの詳細や仕組みについてはこちらを参照してください: webauthn.guide |
パスワードリカバリを有効にする
自分のパスワード編集 という権限を持っているユーザーが、Webmailで代理アドレスを入力し、パスワードの紛失時にパスワードを初期化するためのリンクを送る事ができるようになります。この機能を設定する際、ユーザーはオプション >> セキュリティ ページで、パスワードリカバリー用のメールアドレスと現在使用しているパスワードの両方を入力する必要があります。設定後、「パスワードをお忘れですか?」というリンクが表示されます。このリンクをクリックすると、パスワードリカバリー用の代理メールアドレスを確認するためのページへ移動します。正しいアドレスを入力すると、パスワード変更用ページのURLが対象メールアドレスに送信されます。この機能はデフォルトで無効に設定されています。
このオプションはWebmailユーザー用のuser.ini(例: \Users\example.com\frank\WC\user.ini)で以下を変更する事で、ユーザー毎に有効化・無効化できます。
[User]
EnablePasswordRecovery=Yes (=Noで無効化します)
Active DirectoryユーザーによるWebmail経由でのパスワード変更を許可
このボックスがチェックされ有効化されている場合、ドメインユーザーでActive Directory認証を使用しているユーザーが、Webmailの「パスワード変更」オプションからパスワード変更が行えるようになります。このオプションが無効化されている場合、パスワードがMDaemonで設定されているユーザーだけがパスワード変更をWebmail内で行えるようになります。
入力パスワードの表示を許可
このオプションを有効にしていると、Webmailのサインインページのパスワード入力項目へアイコンが表示され、クリックすると、入力パスワードが表示されます。パスワードを非表示のままにしたい場合はこのオプションを無効にしてください。
2段階認証検証コードのメールでの受信を許可
デフォルトで、2段階認証設定時、ユーザーはWebmailへ関連するメールアドレスを入力できるようになっていて、これを使う事でGoogleの認証アプリではなくメールで検証コードを受信できるようになります。検証コードを対象ドメインのメールで受信させないようにするにはこのオプションを無効にして下さい。
メールでの2段階認証有効期限(分): [xx] 分
2段階認証のコードをメールで受信した際、ユーザーがコード入力を行うまでの有効期限を入力します。デフォルトでは10分に設定されています。
2段階認証でWebAuthnを許可
MDaemon Webmailユーザーが、Web Authentication API (WebAuthnとしても知られています)を2段階認証で使えるようにするには、この設定を有効にします。WebAuthnを使う事で、生体認証、USBセキュリティキー、Bluetooth、その他認証機器で認証ができるようになります。WebAuthnはデフォルトで2段階認証での使用を許可されています。
セキュリティのため、パスワードレスサインインと2段階認証の両方に、同じ認証方式を使用する事はできません。そのため、パスワードレス認証と2段階認証の両方を使う場合には、それぞれに異なる認証方式を使用してください。 WebAuthnの詳細や仕組みについてはこちらを参照してください: webauthn.guide |
2段階認証情報の記憶を許可 (Remote Adminへも適用)
WebmailやRemoteAdminへサインインする際、2段階認証 (2FA)を使用していた場合、2段階認証ページへも認証情報を記憶するオプションを表示し、指定日数の間は2段階認証を要求しないようにsるう場合はこのオプションを使用します。2段階認証を記憶するオプションを表示しない場合はこのオプションを無効にしてください。無効にした場合、2FAを有効にしているユーザーは毎回サインインする毎に2FAコードの入力を求められます。
MDaemon 23.5.0から、MDaemonのWebmailクライアントのProテーマに、Artificial Intelligence (AI)機能が搭載され、ユーザーのメール管理をアシストし、生産性の向上を図れるようになりました。この機能はオプションで、デフォルトでは無効になっていますが、任意のユーザー向けに有効化する事ができます。
この機能で、MDaemon Webmailで次の目的でAIを使用できます:
•メール本文のサマリーを取得します。
•選択したガイドラインに基づき、メールへの返信を提案します。返信は、ニュアンスとして、形式的な感じ、敬意をもっての感じ、カジュアルな感じ、を選択できます。スタンスとして、興味ありな感じ、興味なしな感じ、肯定的な感じ、否定的な感じ、あいまいな感じ、を選択できます。態度として、自信をもっての感じ、興奮した感じ、落ち着いている感じ、申し訳なさそうな感じ、を選択でき、文章の長さとして、簡潔から詳細までを選択できます。
•入力した文章を元に、新しいメール本文の作成を補助します。先ほどの返信の場合と同様、メール作成時にも、ニュアンス、スタンス、態度、文章の長さ、をそれぞれ選択できます。
Webmail 設定 ダイアログボックスのページから「AIメッセージ機能を有効化」オプションを使ってこの機能を有効化できます。ドメインマネージャの Webmailページからにも同じ名前のオプションがあり、特定のドメイン用の設定を行うと、全体設定を上書きします。注意点:ドメインでAIメッセージ機能を有効化しても、全てのドメインユーザーがこの機能にアクセスできる訳ではありません。アカウントエディタのWebサービス ページでAIメッセージ機能の有効化、から有効にする必要があります。同様に、AIメッセージ機能が有効化されているアカウントテンプレート やグループをユーザーに割り当てる事もできます。
アカウントにMDaemonの AIメッセージ機能の利用を許可した場合、サードパーティーのAIサービスである、OpenAIのChatGPTへ、情報を提供したり、ChatGPTからの情報の受信を許可する事になります。管理者やユーザーは、これらの処理が、個人情報や機密情報の保護という観点では、潜在的なリスクを孕んでいる事を認識しておく必要があります。個人情報保護のリスクにおいては、AIの利用に関する社員教育が大変重要です。 注意点:OpenAIとの間でやり取りされたデータは、ローカルサーバーやネットワーク上にも保管されません。 MDaemon TechnologiesのAI使用ポリシーはArtifical Intelligence (AI) Information Pageで確認できます。OpenAIの使用許諾へのリンクも、同じページに掲載してあります。 |
参照: