テンプレートプロパティは テンプレートマネージャ で画面左側のテンプレート名をクリックするとアクセスできます。それぞれのテンプレートのプロパティでは、アカウント設定をカテゴリ毎に調整できます。アカウントテンプレートに関連付けされた グループ に所属しているユーザーは、このテンプレートによって管理され、アカウントエディタの該当箇所はロックされます。アカウントが異なるテンプレートへ関連付けられた複数グループに所属している場合、全てのテンプレートの値で競合していないもの全てが使用されます。複数テンプレートが同じプロパティに対して設定されていた場合、一覧の中で最初のテンプレートの値が使用されます。
テンプレートコントロール
すべてのアカウント設定を行えるようにする
このテンプレートでグループに所属したアカウント設定をコントロールする場合はこのボックスをクリックします。アカウントエディタで行った設定はグループメンバーのアカウント設定で置き換えられます。特定のアカウント設定オプションを優先したい場合は、このチェックボックスを無効化します。
アカウント設定
このセクションにはテンプレートを使用するグループ用のアカウント設定カテゴリの一覧が表示されます。各オプションは同じ名前のテンプレート画面に対応しています。オプションが選択されると、テンプレート画面がグループメンバーのアカウントエディタに代わって使用されます。
新規アカウント設定
このオプションは新規アカウントテンプレート でのみ利用できます。ここでは新しいアドレスのメールアドレスを元にしたメールフォルダの自動生成を行うための、特別なマクロが使用できます。
メールボックス
ここでは新しいアドレスのメールアドレスを元に メールボックス を設定します。テンプレートの値に使用されるマクロの一覧については、後述の テンプレートマクロ を参照してください。"$USERFIRSTNAMELC$.$USERLASTNAMELC$" がこのオプションのデフォルトです。例えば、example.comドメインに"Michael Mason"というアカウントを作成すると、メールアドレスは"michael.mason@example.com"の形式で作成されます。
メールフォルダ
新しいアカウントのメール用に生成されるデフォルトの メールフォルダ を設定します。各アカウントのメールフォルダ にはメッセージが保管されます。例えば、 "...\$DOMAIN$\$MAILBOX$\"と設定されている場合は、"michael.mason@example.com"用に"...\example.com\michael.mason\"というメールボックスが生成されます。
MDaemonは基本的なフォルダハッシュに対応しています。NTFSでは、同じフォルダへ多くのフォルダを保持する事がパフォーマンスの問題を引き起こす場合があります。ユーザー数が多い環境でユーザーフォルダを$DOMAIN$\$MAILBOX$\というデフォルト値よりも更に分割したい場合には$MAILBOXFIRSTCHARSn$というマクロを使用します。このマクロの"n"には1から10までの数字を指定し、最大10分割できます。デフォルトのメールフォルダ パスを例えば次のように変更する事で、簡単なフォルダハッシュが行えます。 C:\MailboxRoot\$MAILBOXFIRSTCHARS4$\$MAILBOXFIRSTCHARS2$\$MAILBOX$\ |
アカウントは接続前にパスワード変更が必要
このオプションでは新しいアカウントがPOP、IMAP、SMTP、Webmail、RemoteAdministrationへアクセスする際、ユーザーにパスワード変更を行わせるかどうかを指定します。ユーザーはWebmailやRemote Administrationへ接続は行えますが、処理を行う前にパスワード変更が必要になります。ただし、ユーザーがWebmailやRemote Administrationでパスワード変更できるようにするには、管理者がウェブサービス画面で、ウェブアクセス権限として「パスワードの編集」を許可しておく必要があります。パスワード変更後は、このオプションはアカウントのアカウント詳細 画面から無効化しても構いません。
パスワード変更が簡単に行えなかったり不可能だったりする環境もあるため、このオプションを有効化する際には事前アナウンスをお勧めします。 |
参照: