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MDaemonメールサーバ 24.0

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MDaemon 24.0.0へのアップグレード

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以前のバージョンからMDaemon 24.0.0 へアップデートする際の特記事項と注意事項は下記の通りです。MDaemon 24.0.00で追加された機能や変更点、修正点の詳細は、 リリースノートを参照してください。

Version 24.0.0

XML APIは特別に許可されたIPアドレス以外からのアクセスをデフォルトで拒否するようになりました。これはアプリケーション内の設定 | XML APIサービス | アドレス制限  で設定変更できます。  

Version 23.5.0

過去バージョンからのアップグレードにおいて、MDaemon 23.5.0個別の注意点はありません。古いバージョンからのアップグレードの場合は、過去のリリースバージョンの注意点も参照してください。

Version 23.0.2

Outbreak Protection機能が再び使用できるようになりました。Outbreak Protectionの設定がデフォルト値に戻っていないかをご確認ください。

Version 23.0.1

これまで使用していたCyren社のアンチウィルス機能から、IKARUS社のアンチウィルス機能へと変更しました。Cyren社が突然の事業停止となり、それに代わるウィルス対策パートナーを慎重かつ確実な検討を行ない、IKARUS社の検出率と反映率が優れていたので変わって採用しました。IKARUS社のアンチウィルス機能では、10分毎にウィルス定義ファイルの自動更新を行います。AntiVirusライセンスの有効期限がきれますと、IKARUSを使ったウィルススキャンは無効化されます。

Cyren Outbreak Protection が削除されます。OEMとして使用していたCyren社が事前の話しもほとんどなく、事業の停止計画を発表したためです。そのため、同社と似た仕組みを持つ代わるスパム対策技術を現在積極的に調査と検討を行なっております。

\MDaemon\App\MDaemon.iniにある[Special]セクション内のパラメータ IMAPKeywordFlags=Yes/No にてIMAPキーワードフラグの有効/無効を切り替えるようになりました。Thunderbirdメールクライアントでメッセージのタグが無くなってしまうことを考慮し、Ver.23より前のMDaemonからのバージョンアップを行なった際には、このオプションは無効になっています。ThunderbirdのIMAPキーワードでは接続すると読み取ったIMAPメッセージのタグをブランク(空白)にします。IMAPキーワードフラグは、新規インストールやVer.23.0.0以降でのバージョンアップ時にはデフォルトで有効になっています。

Version 22.0.0

32bit版MDaemonのご提供が終了しました。MDaemon 22.0以降は、64bit版だけのご提供となります。もし、64bit版のWindows OS上で32bit版のMDaemonをご使用の場合、64bit版のMDaemonを上書きインストールするだけで切り替えることができます。

強固なパスワードの最少文字数 が8文字以上となりました。MDaemon 22へバージョンアップする前に、8文字よりも少ない文字数でご使用頂いていても、バージョンアップ後は8文字に変更されます。新規インストールをされた場合のデフォルトの最少文字数は、10文字となります。

MDaemonは、"ホワイトリスト"と"ブラックリスト"という用語を変更し、"許可リスト"と"ブロックリスト"としました。IPや、メールアドレスなどで除外するために使用していた"ホワイトリスト"表記も"除外リスト"と変更しました。各ユーザーのスパムフィルタ連絡先フォルダも、"許可送信者"と"ブロック送信者"と変更します。すべてのアカウントのフォルダは、MDaemon 22が最初に起動する時にフォルダ名が変更されます。

Version 21.5.0

ロケーションスクリーニング でメールへ追加する、'X-MDOrigin-Country'ヘッダが、国の大陸名全部ではなく、2文字の国と大陸コードを使用するようになりました。このヘッダで特定の値をフィルタリングしている場合は、この値を更新してください。

WebmailのMobileテーマをProテーマと名称変更した事で、Mobileテーマで認証情報を記憶しているユーザーへ影響がある可能性があります。ユーザーは添付ファイルが開けない場合があります。この場合、ユーザーは一旦ログアウトし、再度ログインを行ってください。

Version 21.0.2

設定 » 初期設定 » その他 の画面にある、"システムが生成するpostmaster宛ての通知のコピーをグローバル管理者やドメイン管理者に送信する"で送信されるメールの内容が増え、アカウントの凍結や無効化、'No such user'応答、ディスクエラー、空き容量不足やベータ版とAV有効期限などが含まれます。もし、管理者がこれらの通知を不要とする場合、設定を無効にする必要があります。

Version 20.0.3

"Heuristics.Limits.Exceeded"によるAVスキャンの失敗が多発したため、MDaemonがClamAVの clamd.conf にある"AlertExceedsMax yes"の行をコメントアウトするようになりました。

Version 20.0.1

これまでMDaemonサービス(及び、Remote AdministrationとXMPPサーバサービス)は、SYSTEMアカウントとして稼働しておりましたが、ネットワークリソースへアクセスできるよう管理画面の 設定 | 初期設定 | Windowsサービスから設定するアカウントの権限でプロセスやスレッドを実行するようになります。このバージョンへのインストールやバージョンアップを行なうと、そのアカウント権限でサービスが起動するように設定が更新されます。

clamd.conf内の多くの設定項目の廃止や変更があったため、インストーラは既存のclamd.confを新しいファイルとして上書きします。もし、clamd.confファイルをカスタマイズされていた場合、インストール後に内容を確認して編集して下さい。

Version 20.0.0

リリースノートの[8930]のラベルの項目ではActive Directory連携システムの変更について説明していますので、注意してお読みください。この変更により、過去の設定が無効となり、再設定が必要になる場合があります。変更箇所について記載されているセクションを注意してご確認下さい。

MDaemon 20.0 の動作には Windows 7, Server 2008 R2, 又はそれ以降のシステムが必要です。

初期設定 » その他 に新しく2つのチェックボックスが追加されました。システムが生成し、定期的に送信するPostmasterエイリアス宛の通知メールを、全体又はドメイン毎の管理者へも送信するかどうかを選択できます。デフォルトで、このオプションはどちらも有効です。ドメイン管理者はドメイン宛の通知とリリースノートのみを受信します。全体管理者はキューサマリーレポート、統計レポート、リリースノート、(全ドメインの)「存在しないユーザー」レポート、ディスクエラー通知、全ドメインのアカウントの凍結や無効通知 (ドメイン管理者のように、アカウントの凍結解除や有効化が行えます)、ライセンスの警告、ベータバージョンの通知、スパムサマリーレポート、その他の全ての通知を受信します。管理者へ全ての通知を送らないようにするには、この設定を無効化する必要があります。

自動応答の保管方法が変更されました。アカウントの自動応答用のテキストはOOF.MRKとしてアカウントのルートメールフォルダ内に新たに作成されるDATAフォルダ内に保存されます。自動応答スクリプトはAPPフォルダへは今後保管されず、アカウント間で共有される事はありません。MDaemonの初回起動時、既存の自動応答用ファイルは全て新しい形式へ変換され、正しい場所へ再配置されます。AUTORESP.DATファイルは今後使用されないため全てのアカウント毎の.RSPファイルと同様に削除されます。(OutOfOffice.RSPとアカウント以外の特別なファイルは参照やサンプルの目的のために残されます。)もしもすぐに1つの自動応答設定を複数アカウントへ適用させたい場合は、アカウント設定 » 自動応答に新しく追加された公開ボタンを使用してください。このボタンは既存の自動応答スクリプト用テキストと自動応答設定を、現在のアカウントや選択した対象アカウントへコピーします。 自動応答ファイルの編集ボタンでも、デフォルトの自動応答スクリプト(OutOfOffice.rsp)の編集が行えます。このデフォルト値はアカウントのOOF.MRKが存在していなかったり、空だった場合にコピーされます。

アカウント署名ファイルの保管方法が変更されました。アカウントの署名ファイルはSIGNATURE.MRKとしてアカウントのルートメールフォルダ内に新たに作成されるDATAフォルダ内に保存されます。MDaemonの初回起動時、既存の署名ファイルは全て新しい形式へ変換され、正しい場所へ再配置されます。ルートのMDaemon Signaturesフォルダには今後アカウント毎の署名ファイルは保持しませんが、元のファイルはWebAdminやコンテンツフィルタで必要な場合のみそのまま保持されます。元のSignaturesフォルダは変換の際\Backup\20.0.0a\Signatures\へバックアップされます。最後に、全てのアカウント用のADMINNOTES.MRK は、アカウントのルートメールフォルダから、新しいDATAサブフォルダへ移動されます。

スパムフィルタ » 除外リスト (自動) の中の「…DKIMで認証された除外リストのアドレスのみ」オプションのデフォルト値が無効へ変更されました。この値を有効化すると制限がかかり、MultiPOPやDomainPOPで使用するアドレス帳を除外リストへ追加する事ができなくなります。設定が希望する値でない場合は、このオプションを再度有効化してください。

初期設定 » UI の「全てのUIダイアログをセンタリング」は全ユーザーに対して「有効」となるよう初期化されます。希望の設定でない場合はこれを無効化してください。この設定により、画面が部分的にフレームからはみだしたり、複数の画面が重なる事で選択しにくくなる事を防ぎます。

セキュリティマネージャ » スクリーニング » 国別スクリーニング - デフォルト値が無効から有効へ変更されました。 国別スクリーニングを有効化すると、ブロックされていない国や地域であっても、接続元の国や地域が(把握できる範囲で)ログに記録されます。 そのため、(ブロックする対象の国を選択せず)どの国もブロックしない場合においても、国別スクリーニングを有効化しておくことで、国や地域を表示し、ログへ記録する事ができます。デフォルト設定値が変更となったため、国別スクリーニング設定画面の確認と修正をアップグレードの際に行ってください。MDaemonではコンテンツフィルタや他の目的のため'X-MDOrigin-Country'ヘッダにて国や地域の情報を挿入します。

スパムフィルタでスキャンできるハードコードの最大値であった2MBが削除されました。スキャンできるスパムのサイズ制限がなくなりました。 制限が必要な場合はこれを指定する事もできますが、0を設定すると、今後は制限なしとして扱われます。あわせて、サイズ制限はKBからMBへ変更され、既存の設定値は自動で0へ変更されます。スパムフィルタ » 設定 にて、設定値が想定している値となっているかどうかを確認してください。

メインUIのキュー画面へ '送信者ドメイン'と'宛先ドメイン'の列を追加しました。 これにより保存されている列の幅が初期化されます。列の幅を自分で設定していた場合は設定した値が保存されます。

デフォルトでホストスクリーンがMSA接続へ適用されます。必要に応じて、セキュリティマネージャ » スクリーニング » ホストスクリーンにて設定変更を行ってください。

デフォルトで MDaemon IMAP, Webmail, ActiveSyncサーバーは無効化されたアカウントの共有フォルダに対するアクセスを許可しないようになりました。 この設定は、サーバ設定 » パブリック & 共有フォルダから変更できます。

Version 19.5.2

サーバ設定 » サーバー にある「許可するRSETコマンドの最大値」オプションはSMTPスクリーンにある機能と重複しており、柔軟性を低下させる事から削除しました。SMTPスクリーンはダイナミックスクリーニングの一部で、アカウントの判定基準を広げる事ができます。(除外リストの有無、認証状態の配慮等)古い設定値はSMTPスクリーンへ移動するため、想定している設定値と同じ設定になっているかどうかを確認してください。デフォルト値(且つ推奨値)はRSET最大値が20であり「ブロックされたIPのSMTPセッションを閉じる」がチェックされ、有効になっている状態です。

Version 19.5.1

LetsEncrypt 機能が、ACME v2を使用するようにアップデートされました。このアップデートにより、LetsEncryptのご使用にあたりまして、ACME v1,PowerShell 5.1, Net Framework 4.7.2の使用ができる環境が必要となりました。

Version 19.5.0

\MDaemon\App\MDaemon.iniファイルにあった、ライセンスキーなどの情報が、\MDaemon\LocalData\LocalData.ini へと保存場所が変更されます。もし、以前のバージョンへ戻す必要が発生した際には、新しい場所へ移動したパラメータ値を認識できないため、ライセンスキーの再入力が求められることになります。このような手順を避けるため、MDaemon.iniの設定を新しいファイルへ移行するといった調整をお願いします。

Version 19.0.0

MDaemonの Remote Administration (MDRA)のウェブインターフェイスが更にアップデートし、従来MDaemonの管理画面でのみ行えた多くの設定がMDRAからも行えるようになった他、MDRAからのみ行えるオプションも追加されました。新規インストールを行った際、スタートメニューにある"MDaemonを開始"ショートカットから、これまでのMDaemon管理画面ではなく、MDaemon Remote Administrationを開くブラウザが起動するようになりました。このデフォルトの動作を変更するには、\MDaemon\App\MDaemon.iniファイル内の [MDLaunch] セクション内のパラメータ、OpenConfigSession=Yes/No と OpenRemoteAdmin=Yes/No にてご調整頂くか、スタートメニューの"MDaemon"から"MDaemon Configuration Sessionを開く"もしくは"MDaemon Remote Administrationを開く"を選んでご選択ください。もし、自動生成されたURLで起動できない場合や、外部Webサーバを使ってRemote Administrationをご使用の場合、管理画面から 設定» WebとIMサービス » Remote Administration » Webサーバ から、"Remote Administration URL"の設定を行なって下さい。最後に、WindowsのスタートメニューのMDaemonプログラムグループへ、MDaemon管理画面を起動とMDaemon Remote Administrationを起動が追加されました。

SyncML対応を終了し、管理画面からも削除しました。

MDaemonのディスク容量の計算方法が、いくつかの場所で一貫性がなかった(1K byteの計算で、ある場所では 1000、ある場所では 1024 byteでの計算という具合に)ため、1024 byte計算に統一しました。その結果、以前のバージョンとユーザーの使用ディスク容量の計算結果が変わることになります。設定値と照らし合わせて、必要に応じて設定をご調整下さい。

"失敗時のみアンチウィルスのアップデート通知を行う" オプションがデフォルト値になりました。MDaemon 19へアップデートした際、最初にMDaemonを起動したタイミングでこのオプションが有効化されます。

参照: