国別スクリーニング
国別スクリーニングは、場所を元にブロックするシステムで、SMTP, POP, IMAP、Webmail, ActiveSync, 自動検出, XML API, Remote Administration, CalDAV/CardDAV, XMPP, Minger接続で使用できます。MDaemonは接続元IPアドレスが属する国を判別し、制限対象の国からの接続だった場合はこれをブロックし、Screeningログへ記録します。SMTPについては、国別スクリーニングでAUTHの接続のみをブロックする事もできます。これは、例えばユーザーは特定の国にいるわけではないもの、その場所からメールの送受信を行いたいユーザーがいる場合などに便利です。これを使った場合、サーバーへログインしようとした接続のみをブロックできます。
\MDaemon\Geo\ フォルダには、IPと所属する国に関するマスターデータベースが格納されています。このファイルはMaxMind (www.maxmind.com)が提供しているものであり、必要に応じてそちらのサイトから最新版をダウンロードできます。
国別スクリーニングを有効にする
国別スクリーニングはデフォルトで有効ですが、地域や国はブロックする対象として設定されていません。MDaemonは接続元の国や地域をブロックはせず、ログへの記録のみ行います。 特定の地域をブロックする場合は、ブロック対象の地域や国の隣にあるチェックボックスをクリックします。AUTH接続のみをブロックする場合、つまりSMTP接続は許可する場合、チェックボックスをもう一度クリックすると、ボックスが完全に塗りつぶされた表示になります。国別スクリーニングを有効にしていると、ブロックされているかどうかに寄らず、コンテンツフィルタや他の目的用に、MDaemonはメールへ "X-MDOrigin-Country" ヘッダを付与します。このヘッダには2文字のISO 3166 の国及び地域コードが実際の国名の代わりに含まれています。
全てを選択/選択解除
一覧を全て選択したり選択解除する場合はこのボタンを使用します。
表示
このボタンをクリックすると、現在国別スクリーニングでブロックしている全ての場所が一覧表示されます。一覧でボックスの選択や選択解除を行ったら、適用ボタンをクリックするまで表示ボタンは使用できません。
許可リスト
このボタンをクリックすると国別スクリーニングでも使用している ダイナミックスクリーニング許可リスト が起動します。国別スクリーニングから除外したIPアドレスがある場合は、このボタンをクリックし、IPアドレスと期限を指定してください。
メールへ'X-MDOrigin-Country'ヘッダを付与
デフォルトで、国別スクリーニングが有効な場合、MDaemonはメールへ "X-MDOrigin-Country" ヘッダを付与し、このヘッダはコンテンツフィルタや他の目的で使用されます。このヘッダには2文字のISO 3166 の国及び地域コードが実際の国名の代わりに含まれています。このヘッダをメールへ追加しない場合はオプションを無効にして下さい。