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MDaemonメールサーバ 23.0

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許可リスト(自動)

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許可リストの自動生成

個人の連絡先、許可リスト、ブロックリストを使用する

個人の連絡先情報、許可リスト、ブロックリストを、個人用スパムフィルタとして使用するにはこのオプションを有効にします。受信メール毎に、MDaemonは連絡先と許可リスト、ブロックリストに、メール送信者が一致するかどうかを検索します。一致した場合、対象の送信者をブロックリストや許可リストへ自動的に追加します。許可リストやブロックリストへの自動登録をMDaemonユーザ単位で無効化する場合は、アカウントエディタの許可リスト 画面にある個人の連絡先、許可リスト、ブロックリストを使用するというオプションを無効にします。

..DKIMで認証された許可リストアドレスのみ使用する

このオプションが有効にすると、メッセージがDomainKeys Identified Mail (DKIM)を通して認証される場合にのみ、送信者を許可リストへ登録します。このオプションはデフォルトで無効に設定されています。

メール宛先を自動的に許可リストへ追加

このオプションを有効にすると、ユーザーがローカル以外のメールアドレスへメールを送信した際、MDaemonは宛先をユーザーの許可リストへ自動登録します。上記の「個人の連絡先、許可リスト、ブロックリストを使用する」と併用すると、スパムフィルタの誤検知は飛躍的に減少します。

このオプションを全てのMDaemonユーザーへ適用しない場合は、アカウントエディタの許可リスト画面で[スパムフィルタ用の個人用連絡先、個人用許可リスト、ブロックリストを使用する]チェックボックスを無効にしてください。

このオプションは自動応答を使用しているアカウントでは利用できません。

名前または電話のない連絡先を削除する

各ユーザのデフォルト連絡先フォルダからメールアドレスだけの連絡先を削除する場合、このボタンを選択します。最低でも名前または電話番号を持たない連絡先は削除されます。このオプションは、許可リストの機能として追加された連絡先削除機能で、主にバージョン11より以前にMDaemonの自動的な許可リストオプションを使用していた人々を手助けするものです。MDaemonの以前のバージョンでは、メールアドレスを専用許可リストフォルダではなく、メインの連絡先情報へ追加していました。これにより、実際には使用していない連絡先情報が数多く登録されてしまっていたユーザーもありました。

メールアドレスだけだったとしても適切な連絡先である場合もあるので、このオプションの使用に慎重な考慮が必要です。

 

allowlist@へ転送し許可リスト情報を更新

このオプションを有効にすると、アカウントエディタの設定画面で[スパムフィルタ用の個人用連絡先、個人用許可リスト、ブロックリストを使用する]を使用しているアカウントは、allowlist@<domain> へメールを転送する事で、アカウントの許可リストへ送信者を追加する事ができるようになります。許可アドレスは転送されたメールのFromヘッダを参照します。

allowlist@<domain>に転送されるメールはmessage/rfc822形式の添付ファイルとして転送される必要があり、認証済のSMTPセッションにてMDaemonが受信する必要があります。これらの条件を満たしていない転送メールは処理されません。

CFILTER.INIファイルで次のキーを編集することによってMDaemonが使用するアドレスを変更することができます。

[SpamFilter]

WhiteListAddress=MyAllowListAddress@

注意: 最後の文字は "@"でなければなりません。

blocklist@へ転送しブロックリスト情報を更新

このオプションを有効にすると、アカウントエディタの設定画面で[スパムフィルタ用の個人用連絡先、個人用許可リスト、ブロックリストを使用する]を使用しているアカウントは、blocklist@<domain>へメールを転送する事で、アカウントのブロックリストへ送信者を追加する事ができるようになります。ブロックされるアドレスは転送されたメールのFromヘッダを参照します。

blocklist@<domain> に転送されるメールはmessage/rfc822形式の添付ファイルとして転送される必要があり、認証済のSMTPセッションにてMDaemonが受信する必要があります。これらの条件を満たしていない転送メールは処理されません。

許可リストメッセージのコピーでベイジアンエンジンを更新する

(ベイジアン画面で設定できる)非スパムメールの学習用フォルダへ、対象となるメールのコピーを自動的に保存するにはこの設定を有効にしてください。これはベイジアンエンジンに非スパムメールのサンプルを自動的に提供する役割を果たします。非スパムメールのサンプルでベイジアンエンジンをアップデートする事で、運用が進む毎にスパムの検出精度が向上し、正常なメールの誤検知を減らしていくことができます。

この機能を有効に活用するためには、受信メールの宛先がローカルユーザで、送信者はそのユーザのアドレス帳又は送信者許可リストに含まれている必要があります。送信メールの場合も、宛先は送信者のアドレス帳か送信者許可リストに含まれている必要があります。送信メールに対してこの機能を適用しない場合は、テキストエディタを使用してCFILTER.INIの以下の部分を編集してください。

[SpamFilter]

UpdateHamFolderOutbound=No (default = Yes)

受信メールが非スパムメールと判定されると、そのメールは、ベイジアン 画面の学習スケジュール機能が無効の場合でも、ベイジアンの非スパム学習フォルダにコピーされます。そのため、その後学習スケジュールが有効になった時、手動学習を実行した際、一定の量の非スパムメッセージが用意されていることになります。しかしながら、判定されたすべてのメールが学習フォルダにコピーされるわけではありません。この機能が有効になると、指定された数に達するまで、MDaemonは適格のメッセージをコピーします。その後、指定された間隔で一回のメッセージをコピーします。デフォルトでは最初の200個の判定メールがすべてコピーされ、その後は10個ごとのメールのみがコピーされます。最初にコピーされるメールの数は、ベイジアン自動学習の[学習前に必要な非スパムメールのサンプル数]で指定される値と同じものとなります。この設定を変更すると両方の値に影響します。メール数に応じたコピー間隔を変更するには、テキストエディタを使用してMDaemon.iniファイルの以下の部分を編集してください。

[SpamFilter]

HamSkipCount=10 (default = 10)

最後に、コピーされたメールの合計数が指定された値に達した場合、すべてのプロセスが最初から繰り返されます。合計数は、200又は指定した値です。デフォルトでは500個のメールがコピーされると、処理が最初から繰り返されます。この合計数を変更する場合は、テキストエディタを使用してMDaemon.iniファイルの以下の部分を編集してください。

[SpamFilter]

HamMaxCount=500 (default = 500)

MDaemonのスパムフィルタ処理に、別サーバーで稼働しているMDaemon Spam Daemon(MDSpamD)を使うよう設定した場合、このオプションは利用できません。ベイジアン学習は、他のサーバで行われた設定に従って処理されます。詳しくはSpam Daemon 画面を参照してください。

 

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