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MDaemonメールサーバ 24.0

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デキュー

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デキュー (メールリリース/ ETRN/ODMR/ATRN)

デキューを有効にする

MDaemonはリモートメールを処理する時に、任意のポートで任意のサーバに接続ができ、任意の文字列を送信することができます。この機能は、リモートサーバに例えば、ATRN、ETRN、QSNDなどの文字列を送ることによって、メールを開放するように指示する場合に役立ちます。また、この機能はオンラインであることをリモートホストまたはISPから確認するためのFINGERかTELNETセッションをリクエストされている場合にも使用できます。

ホスト名またはIP

メールを解放するためのシグナルを送信するホスト名とIPです。

ポート

接続するポートを登録します。デフォルトは25(SMTPポート)で、ETRNまたはQSNDの通信用に推奨されているポートです。366番ポートは通常ATRNで使用されており、79番はFINGERに使用されています。

文字列を送信する前に"EHLO"を送信
このチェックボックスを有効にした場合、メールの開放を通知するためにSMTPサーバに接続しなければなりません。このスイッチは指定されたホストとのSMTPセッションを開始した際、セッションがアンロックの文字列を送信する前に実行する、SMTPの[EHLO]処理を省略して手続きができるようになります。

 

  文字列を送信する前に認証する(ATRNが必要です)

セキュリティ対策として、一部のホストまたはサーバは、メール開放の前に、クライアントによるESMTP AUTHでの認証を求める場合があります。ご利用のメールホストがこうした動作に一致する場合は、チェックボックスをクリックし必要な認証情報を入力して下さい。

ATRNコマンドを使ってメールを解放する際には、認証が必要です。

AUTHログオン

ホストから要求されるAUTHログオンパラメータをここへ入力します。

AUTHパスワード

AUTHパスワードをここへ入力します。

この文字列をホストへ送信する(接続に問題がない場合にはブランク)

このコントロールは、メールを解放するのにホストへ送信する文字列を定義するために使用します。例えば、ETRNメソッドは、キューに入れられているサイトのドメイン名が続くテキスト「ETRN」を必要とします。他の方法では異なったテキストを送信するように要求されます。メールキューを開放するために何を送信するかについてのさらに詳しい情報はISPへお問い合わせください。方法を選択できる場合は、可能な限り On-Demand Mail Relay (ODMR) をお勧めします。ODMR にはATRNコマンドが必要です。

 

デキュー実施を [xx] 回ごとに通知する(0=毎回)

デフォルトでは、リモートメールが処理されるたびにメール解放(デキュー)の信号が送信されます。ここで数字を入力する事により、デキュー信号が毎回送信される事がなくなります。信号はここで指定した時間毎に送信されるようになります。例えば、3をセットした場合には、リモートメールが3回処理される毎に一回信号が送信されます。

これは全体設定で全てのドメインへ適用されます。

 

On-Demand Mail Relay (ODMR)

ホスティングのキュー/デキューメソッドとメールの解放が必要な時に、使用可能な場合はいつでも、オンデマンドのメールリレー(ODMR)を使用することを勧めます。このメソッドは、ETRNおよび他のメソッドより優れていますがメールを開放する前に認証が必要です。さらに、ODMRは、静的なIPアドレスを持つことをクライアント(顧客)に要求しない、ATRNと呼ばれるESMTPコマンドを使用します。ATRNは、クライアントおよびサーバ)間のデータのフローを直ちに逆転し、(ETRNとは異なり)新しい接続を行う必要なしに、メッセージを解放します。

MDaemonは、クライアント側では、ATRNコマンドおよびメールの解放の認証コントロールを使用して、またサーバ側では、ゲートウェイエディタのデキューでドメインゲートウェイ機能を使用することによって、全面的にODMRをサポートします。

一部のメールサーバはODMRをサポートしていないことがありますので、この機能を利用する前にご利用のプロバイダに確認してください。

参照: