MDaemonには内蔵ウェブサーバが搭載されており、Remote Administrationは必ずしもIIS(Internet Information Server)を必要としません。しかし、Remote AdministrationはIISに対応しており、ISAPI DLLとして動作します。
IIS 5で動作させるように設定するには:
1.Remote Administrationを停止します。MDaemon管理画面の画面左側のRemote Administrationエントリを右クリックし、有効/無効を切り替えるをクリックする事でもRemote Administrationを停止する事ができます。
2.IIS管理プログラム (Start -> 設定 -> コントロールパネル -> 管理ツール -> インターネットサービスマネジャ)を起動します。
3.既定のWebサイトを右クリックして新規作成→仮想ディレクトリを選択します。
4.ウィザードにしたがって仮想ディレクトリを作成します。以下はウィザードで使用する名前とロケーションの例ですが、Remote Administrationのロケーションによって必ずしもこの例が適しているとは限りません。
a. エイリアス:“WebAdmin”。[次へ]をクリックします。
b. ディレクトリ:“c:\mdaemon\webadmin\templates”。[次へ]をクリックします。
c. [次へ]をクリックします。
d. [完了]をクリックします。
5.実行アクセス権を[スクリプトのみ]に設定します。
6.アプリケーション保護を「低」に設定します。
7.仮想ディレクトリ画面のアプリケーションの設定で[構成]ボタンをクリックします。
8.[マッピング]タブで[追加]をクリックします。
9.実行ファイルフィールドで[c:\mdaemon\webadmin\templates\WebAdmin.dll]を入力します。このフィールドには空白を含むことはできません。ファイルパスに空白が含まれる場合は、8.3形式(8文字以内の英数字.3文字以内の英数字)に変換する必要があります。[dir /x]コマンドによって、そのファイルまたはディレクトリの8.3形式が表示されます。
10.拡張子フィールドに[.wdm]と入力し動詞欄で[すべての動詞]を選択します。
11.[スクリプトエンジン]チェックボックスを有効にします。
12.[OK]をクリックします。
13.その他のすべてのマッピングを削除することも可能です。次に[OK]をクリックします。
14.ドキュメント画面のデフォルトドキュメントに[login.wdm]を追加して、その他のすべてのエントリをリストから削除します。
15.MDaemonに移動して、設定àWeb と IMサービスàRemote Administration と進み、[Remote Administrationサーバを有効にする]と[Remote AdministrationをIISで実行する]の両方のチェックボックスを有効にします。
16.Remote Administration URLの欄に[\WebAdmin\login.wdm]と入力します。
17.[OK]をクリックします。
IIS 6で動作させるように設定するには:
Remote Administration用の新しいアプリケーションプールを作成します:
1. | Remote Administrationが稼働していた場合はこれを停止します。 MDaemonの設定画面からサーバーの中のRemote Administrationを右クリックし、有効/無効を切り替えるをクリックして下さい。 |
2. | IISマネージャを起動します。(Start -> 設定 -> コントロールパネル -> 管理ツール -> IISマネージャ) |
3. | アプリケーションプールを右クリックします。 |
4. | 新規作成àアプリケーションプールをクリックします。 |
5. | アプリケーションプールIDフィールドへ「Alt-N」と入力し、OKをクリックします。 |
6. | Alt-N を右クリックします。 |
7. | プロパティをクリックします。 |
8. | パフォーマンスタブをクリックします。 |
9. | 「アイドルなワーカープロセスの解放までの待ち時間」と「カーネル内要求キューを制限する」を無効にします。 |
10. | 識別タブをクリックします。 |
11. | ドロップダウンメニューから、ローカルシステムを選択します。 |
12.[OK]をクリックします。
Remote Administration用の仮想ディレクトリを作成する:
1.IISマネージャを起動します。(Start -> 設定 -> コントロールパネル -> 管理ツール -> IISマネージャ)
2.ウェブサイトを右クリックして、新規作成(仮想ディレクトリ)を選択します。
3.仮想ディレクトリのエイリアスを指定します。(例:WebAdmin)
4.パスの入力欄でRemote Administrationのテンプレートディレクトリのパスを入力します。(例:C:\Program Files\Alt-N Technologies\WebAdmin\Templates)
5.[Read]と[Run Script]はチェックされたままにしておきます。
6.ウィザードを終了して作成された仮想ディレクトリを右クリックします。
7.[プロパティ]を選択します。
8.ホームディレクトリ 画面でアプリケーションプールを[Alt-N]に変更します。
9.[構成]ボタンをクリックします。
10.[追加]をクリックしてISAPI拡張マッピングを追加します。
11.実行ファイルフィールドに[WebAdmin.dll]ファイルへのパスを入力します。(例: C:\Program Files\Alt-N Technologies\WebAdmin\Templates\WebAdmin.dll)
12.拡張子フィールドに[.wdm]と入力します。
13.[スクリプトエンジン]と[ファイルの存在を確認する]のチェックボックスを有効にします。
14.[OK]をクリックします。
15.その他のすべてのマッピングを削除することも可能です。次に[OK]をクリックします。
16.ドキュメントタブを開きます。
17.[Enable default content page]チェックボックスがチェックされていることを確認します。
18.リストに[login.wdm]のみがあることを確認します。
19.[OK]をクリックして仮想ディレクトリのプロパティを終了します。
許可されたウェブ拡張子のリストに.wdmを追加する:
1.[Webサービスの拡張子]フォルダをクリックします。
2.[新しいWebサービスの拡張子の追加]をクリックします。
3.拡張子の名前フィールドに[WebAdmin]と入力します
4.[追加]をクリックしてWebAdmin ISAPI拡張子を参照します。(例:C:\Program Files\Alt-N Technologies\WebAdmin\Templates\WebAdmin.dll)
5.[Set extension status to allowed]チェックボックスを有効にします。
6.[OK]をクリックします。
7.MDaemonから[設定àWeb と IMサービスàRemote Administration] をクリックし、Remote Administrationを外部Webサーバで実行 を選択します。
8.Remote Administration URLの欄に "/WebAdmin/login.wdm"と入力します。
9.OKをクリックします。
Remote Administrationに関する詳細情報は次を参照して下さい:
Remote Administration » Webサーバ
Remote Administration » SSL & HTTPS