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MDaemonメールサーバ 24.0

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Spam Daemon (MDSpamD)

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MDaemonのスパムフィルタリングシステムは、独立したデーモンであるMDaemon Spam Daemon(MDSpamD)として動作し、TCP/IPでメールをスキャンします。これによりスパムフィルタの性能が大幅に増強され、別々のローカルコンピュータでMDSpamDの実行や、他の場所で実行されているもう1つのMDSpamD(あるいはSpamDが有効な製品)を、MDaemonで使用することが可能となります。MDSpamDはデフォルトで、ローカルで動作し、127.0.0.1のポート783でメッセージを受信します。このIPとポート番号を変更し、他のロケーションや他のポートで実行されているSpam Daemonへメッセージを送信する事もできます。

MDSpamD設定

ホストまたはIP

これは、MDaemonがMDSpamDによってスキャンされるメッセージを送信するホストまたはIPアドレスです。MDSpamDがローカルで動作している場合、127.0.0.1を使用します。

ポート

メッセージが送信されるポートです。MDSpamDのデフォルトポートは783です。

指定秒数に1度リモートMDSpamDにpingする XX 秒(0=なし)

遠隔地で動作しているspam daemonに対して定期的にpingを送信するにはこのオプションを使用できます。対象のロケーションに対してpingを送る必要が無い場合は、ここに0(ゼロ)を入力します。

ローカルMDSpamDを実行中利用できるオプション

MDSpamD外部プロセスウィンドウを表示

MDSpamDがローカルで実行中の時、外部のプロセスウインドウを起動するにはこのオプションを有効にします。このオプションは、MDaemonの内部UIまたはロギングシステムではなく外部のプロセスウインドウにMDSpamDのアウトプットをパイプで送ります。このオプションを使用すると、MDSpamDのデータをMDaemonに対してパイプで送ったり記録したりする必要がなくなるため、パフォーマンスの向上を図る事ができます。しかし、ログファイルは作成されず、下記のロギングオプションは使用できません。また、MDSpamDデータはMDaemonの管理画面でも[Security≫MDSpamD]タブに表示されなくなります。

すべてのローカルMDSpamDアクティビティを記録(デバッグログ-パフォーマンス浪費)

MDSpamDのすべてのアクティビティを記録する場合は、このオプションを有効にしてください。このオプションは上記の[MDSpamDの外部プロセスウィンドウを表示する]オプションが有効な場合は使用できません。 さらに、SYSTEMアカウントのMDaemonではなくWindowsサービスダイアログによる認証情報を利用している場合も、MDSpamDアクティビティを記録することはできません。

このログオプションを使用する場合、システムの構成や実行環境によっては、メールシステムのパフォーマンスが低下する場合があります。通常、このオプションはデバッグ目的にのみ使用されることをお勧めします。

最大メッセージ処理スレッド(1-6)

MDaemonが内部処理で使用するスレッド数の最大値を入力します。1から6まで指定ができます。

スレッドごとの最大TCP接続 (10-200)

ここにはMDSpamDスレッドが他のスレッドに分岐する前に受け入れるTCP接続数の最大値を入力します。10から200まで設定できます。

127.0.0.1からのみリスンと接続をする

ローカルのMDSpamDに外部ソースからの接続を受け入れさせないようにするには、このオプションを有効にします。この場合、同じマシンからの接続のみを受け入れます。

このIP接続を監視する

前のオプションが無効にされる場合、接続を特定のIPアドレスにバインドするかまたは制限するために、このオプションを使用することができます。指定されたIPアドレスだけの接続が可能になります。MDSpamDを任意の特定のIPアドレスに制限しない場合、"<all>"を使用します。

これらのIPから接続を許可する

ここで指定するすべてのIPからの接続を受け入れます。その他のIPからの接続は遮断されます。この機能は、スパムフィルタ処理を共有する他のサーバからの接続がある場合に便利な機能です。

MDSpamDに渡す任意のコマンドラインオプション:

MDSpamDでは多くのコマンドラインオプションが使用可能です。詳細は以下のサイトをご覧ください。

http://spamassassin.apache.org/

これらのオプションを使用する際には、目的のオプションが含まれる文字列を作成しここに入力します。

オプションの一部は、このダイアログで設定することができ、コマンドのラインオプションを使用して手動で設定する必要はありません。