MDaemonでは、一時的又は恒久的に、メッセージ配信で問題が生じた場合、不達メール (DSN) をメールの送信者へ送ります。この画面ではDSNメッセージに関連する様々なオプションが設定できます。この画面へは、キュー » メールキュー/DSN... » DSN設定からアクセスできます。
DSNコンテンツ
未配信 (遅延) メッセージの件名 (512文字まで)
配送時の問題によりメール送信が遅延している場合に送信されるDSNメッセージの件名を指定します。例えば、MDaemonがメール送信しようとした際、受信側のメールサーバーが応答しない場合などに、MDaemonは再送を試みた上で、このDSNメッセージをメールの送信元へ送ります。DSNメールのカスタマイズを参照して下さい。
配信不能 (失敗) メッセージの件名 (512文字まで)
MDaemonがメール配信できない問題があった場合に送信するDSNメッセージの件名を指定します。例えば、宛先メールアドレスが存在しないため、受信側のメールサーバーがメッセージを拒否した場合等に、MDaemonは配信をやめ、このDSNメッセージを送信元へ送ります。DSNメールのカスタマイズを参照して下さい。
DSN設定
DSNメッセージへセッション情報を含まない
配信エラーや警告メッセージを含むSMTPセッション情報をメッセージに入れない場合はこのオプションをクリックします。このオプションはデフォルトで無効になっています。
配信できない転送メールのDSNを生成しない
このオプションが有効な時、転送メールが配信不能や失敗、期限切れを起こした場合は Retryキュー からBadキューへメールを移動し、元の送信者にはDSNメッセージの配信を行いません。このオプションはデフォルトで有効になっています。
配信不能なDSNメールをBadキューへ配信する
配信不能なDelivery Status Notificationメールを再配信するのではなくBadキューへ配信する場合はこのオプションを選択します。
この設定はMDaemonが生成したDSNメールに対してのみ適用されます。 |
DSNメールをコンテンツフィルタやスパムフィルタ経由で送信
DSNメールをコンテンツフィルタやスパムフィルタ経由で配信するにはこのオプションを有効にします。このオプションはデフォルトで無効になっています。
遅延したり配信に失敗した「読み取り可能な」DSNメールは \MDaemon\App\ フォルダへDSNDelay.dat や DSNFail.datというファイルを生成する事でカスタマイズできます。これをNotepadなどのテキストエディタで編集し、使いたいテキストを入力します。次のマクロがカスタムテキストとして利用できます:
$SESSIONID$ - 配信時のセッションID値に置き換えられます
$QUEUEID$ - メールのメールキューID値に置き換えられます
$MESSAGEID$ - message-idヘッダ値へ置き換えられます
$RETRYDAYS$ - キューに保持できる時間(日)に置き換えられます
$RETRYHOURS$ - キューに保持できる時間(時間)に置き換えられます
ファイルをロードするにはMDaemonを再起動する必要があります。
参照: