キュー » メールキュー にあるRetryキューダイアログでは、送信先サーバーが一時的に使用できないといった致命的ではないエラーの際、MDaemonが対象のメールをどのように処理するかを設定する事ができます。
Retryキュー
指定時間リモートキューへメッセージを保持する XX 分
この設定では、メッセージがリモートキューから削除されリトライキューに置かれる前に、リモートキューに保持する時間を指定します。リモートキューは、一般的にリトライキューより頻繁にメールを配信することを試みます。
SMTPの一時エラーに対し配信を保留する時間 XX分
MDaemonがメール配信時にSMTP一時(4xx)エラーで送信できなかった場合に、ここで指定した時間配信処理を保留します。これはMDaemonがすぐに何度も配信処理を繰り返してしまう事を防ぎます。デフォルトで保留時間は3分と設定されています。保留を無効にする場合は、0を設定してください。
配信に失敗したメールを再送する時間間隔 xx 分
この設定はリトライキューのメッセージがどのくらいの頻度で処理されるかを決定します。
送信者へメール送信遅延を通知
デフォルトでMDaemonはメールが一時的なエラーで送信できず、リトライキューへ配信された場合、送信者へ通知を送ります。遅延についての通知を送信しない場合はこのオプションを無効に設定して下さい。
送信者へ遅延したメールの配信を通知
配信が遅延していたメールが配信された時、通知を行うにはこのオプションを有効にして下さい。これはデフォルトで無効に設定されています。
このホップカウントを超えたメールをbadキューへ送る (5-100)
RFC標準ではメールサーバーは各メールに処理した時間をスタンプとして残すよう定めています。このスタンプは、設定ミスなどが起因したメールループ対策としてカウントされます。 メールループが把握できていない場合、メールの配信処理が多くのリソースを消費してしまう場合もあります。メールが処理された回数をカウントする事で、このようなメールが検出され、badキューへ配信されます。懸念事項としては、メールが指定回数以上のメールサーバーで処理された場合、宛先に届かず、メールループが続いてしまうという点です。多くの場合、ここではデフォルト値がメールループを防ぐのに最適な設定であり、変更する必要はありません。
指定日以降もメールが配信不能の場合:
この設定では、メッセージが削除される前にリトライキューに残す日数を指定します。ここに0(ゼロ)を指定すると、メッセージは1回だけ送信を行った後、すぐに送信元へ送り返されます。デフォルトは2日間です。
Badキューへメールを送る
このオプションが有効な場合は、メッセージが[メッセージが次の期間配信できない場合]設定で指定された日数に達すると、そのコピーを不正(BAD)メッセージディレクトリに移動します。
送信者へメールの配信失敗を通知
「指定日以降もメールが配信不能の場合」で設定した限度数に到達したメールがあると、このオプションを有効化する事でMDaemonはメールの送信者へメールがサーバーから削除された旨を通知するDelivery Status Notificationを送信します。
Postmasterへメールの配信失敗を通知
このスイッチが有効な場合は、メッセージがリトライシステムから削除された時に、Postmasterに通知されます。
....MDaemonの自動生成メッセージを除く
デフォルトで、リトライシステムは、MDaemon自動生成メッセージが配信に失敗した場合にはpostmasterには通知しません。しかし、Postmasterにとっては、そのような情報が役立つ場合があるので、通知する必要がある場合があります。自動で生成されたメールの配信に失敗した場合も、これをPostmasterに通知する場合は、このチェックボックスを解除してください。自動生成メッセージには、返却確認の通知、自動応答生成メッセージ、アカウント処理の結果などがあります。
受信者のいないメッセージをBadキューへ送る
このオプションが有効な時、受信者のいないメッセージはBadキューへ移動されます。このオプションが無効の時、対象メールは削除されます。このオプションはデフォルトで有効です。