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MDaemonメールサーバ 24.0

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クライアント設定

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MCクライアント設定ダイアログでは、MDaemon Connector (MC)ユーザーのクライアント設定を一元管理できます。各設定画面にて必要なクライアント設定を行うと、MDaemonは、MDaemon Connectorユーザーがサーバーへ接続する度に、必要に応じて設定値をプッシュ配信します。MCクライアント設定は最後にクライアントが接続した際に受信した設定値から変更があった場合にのみ送信されます。後述の「MCユーザーの配信された設定値の上書きを許可する」オプションが有効の場合、ユーザーはクライアントへ個別に配信された設定値を上書きする事ができます。オプションが無効の場合、全てのクライアント画面はロックされ、MDaemon Connectorユーザーが変更を行う事はできなくなります。

ユーザー毎、ドメイン毎に異なる値が必要な項目を設定するのに、MCクライアント設定へは$USERNAME$, $EMAIL$, $DOMAIN$といったマクロを使用できます。これらのマクロは設定をクライアントへプッシュ配信した際、ユーザー又はドメイン固有のデータへ変換されます。このフィールドへは「Frank Thomas」といった、ハードコードされた値を使わないよう注意して下さい。この操作で、全てのMDaemon Connectorユーザーの名前が、「Frank Thomas」に設定されてしまいます。全般 画面にはマクロ参照ボタンがあり、対応マクロが一覧表示されます。

MDaemon Private Cloud (MDPC)の場合は、 ドメインマネージャーへMCクライアント設定ダイアログがあり、ドメイン毎にMDaemon Connectorクライアント設定が行えます。

この機能はデフォルトで無効になっており、MDaemon Connector v4.0.0以上のバージョンを使っている場合にのみ使用できます。

MCクライアント設定

MCユーザーへクライアント設定をプッシュする

MDaemon Connectorユーザーが接続する度に事前設定したMCクライアント設定をプッシュ配信する場合は、このオプションを有効にして下さい。MCクライアント設定は、クライアントが最後に接続してから設定内容に変更があった場合のみ送信されます。このオプションはデフォルトで無効になっています。

MCユーザーによるプッシュ配信された設定の上書きを許可する

そのオプションを有効にすると、ユーザーはプッシュ配信された設定を個々に上書きできるようになります。無効の場合、すべてのクライアントの画面はロックされ、MCユーザーは変更を加えることができなくなります。

 

プッシュ配信された設定をユーザーが上書きできるようにする事は、サーバーがクライアントへプッシュ配信する事を禁止する事にはなりません。例えば、ユーザーがMDaemon Connectorの設定の一つを変更し、管理者がMCクライアント設定で変更を加えた場合、次にユーザーのクライアントがサーバーへ接続した際、全てのMCクライアント設定はユーザーのクライアント設定を上書きします。つまり、ユーザーが事前に上書きした設定はサーバー側で行った設定と同じものに変更されます。

 

MC設定の自動検出

 

最初にMDaemon Connectorプラグインをクライアントにて設定する時、ユーザーは個人設定画面でユーザー名とパスワードを入力後「テストとアカウント設定の取得」ボタンをクリックできます。これによって、MDaemon Connectorは資格情報を検証し、対象アカウントのサーバー情報を自動取得します。

サーバーに接続するには、クライアントは最初に一般的なFQDN値を試します。 IMAPの場合、専用SSLポート、次にTLSの非SSLポートを使って、mail.<domain> (例. mail.example.com)を試みます。これでサーバーへ接続できなかった場合、同じ処理をimap.<domain>、次に<domai>、最後に、imap.mail.<domain>を試みます。全てで失敗した場合、暗号化されていないサインインを同様に実行します。

SMTPの場合は、587、25、465番ポートを使って、まずはSSL、次にTSLを使用し、mail.<domain>を試行します。これはsmtp.<domain>, <domain>, smtp.mail.<domain>で繰り返されます。全てが失敗した場合、非暗号化サインインが同様に試行されます。

MDaemon Connectorの認証が正しく行われると、SSL/TLS情報と共に、受信サーバーと送信サーバーの情報が自動設定されます。

参照: