アカウント » アカウント設定にある、MingerはMDaemon Technologiesが開発したメールアドレス検証プロトコルです。元々はfingerプロトコルに基づき、Mingerは柔軟に、メールアドレスが正規なものかどうかサーバへ問い合わせるための、シンプルで効果的なメカニズムです。有効性のためにMingerはTCPではなくUDPを使用し、セキュリティについては認証を要求することもでき、一方で匿名でのクエリにも対応しています。Mingerダイアログボックスでは、MDaemonのMingerサーバの有効/無効の指定や、ポート番号の変更(デフォルト値は4069)、共有秘密のシステムを通して認証を要求や匿名のクエリを有無を選択できます。MDaemonにもMingerクライアントがドメインゲートウェイシステム(検証参照)に組み込まれています。MDaemonがゲートウェイやバックアップサーバとして稼動しているドメインごとに、Mingerサーバの設定が行えるため、MDaemonは外部サーバへ接続し、受信メールのドメインが正規かどうかを判断できます。この機能で、宛先全部が正規であると誤って判断されることを防ぎます。
以下でMingerプロトコルの最新のドラフトを知ることができます:
http://tools.ietf.org/html/draft-hathcock-minger-06
Mingerサーバ
Mingerサーバを有効にする
MDaemonのMingerサーバを有効にする場合はチェックボックスをクリックします。
このUDPポートをMinger接続でリスンする
これは、Mingerサーバが接続のためにリスンするポートです。Internet Assigned Numbers Authority (IANA) は、Mingerクライアントおよびサーバ用にTCPおよびUDPポート4069を確保し割り当てます。既にMinger用として定義されているポートの変更は推奨していません。
Mingerクエリでは共有キーが必要
非公開システム用に認証を行う場合には、このオプションを選択し、16文字以上のテキストを入力してください。このオプションが選択されていると、Mingerサーバは非認証クエリを拒否します。
Mingerサーバで匿名クエリをサポートする
匿名のMingerクエリをサポートする場合にはこのオプションを選択します。クライアントはアドレス検証前に認証する必要がありません。これはSMTP VRFYコマンドやSMTPの[コールバック]や[コールフォワード]を使った場合に似た動きとなりますが、Mingerはより効果的で、TCPを介してSMTPセッションがドロップされることや、それによるログが大量発生するようなことはありません。
Mingerは外部からのエイリアスを有効なメールアドレスとみなす
このチェックボックスがチェックされる時に、あたかもアクティブな既知のアドレスであるかのように、Minger は外部のエイリアス(外部アドレスに示しているエイリアス)を扱います。同様に、このオプションの設定の状態に関係なくクエリがSecurityGatewayからMDaemonまで到達する時に、この動作は強制されます。
Mingerルックアップ結果をキャッシュする
デフォルトで、MDaemonはMingerルックアップ結果をキャッシュにいれます。キャッシュしない場合、このオプションを無効にします。