SMTP配信されたメールの'Received'ヘッダ内のIPをチェックする
SMTP経由で受信したメッセージのReceivedヘッダへ記載されているIPがDNSブロックリストへ登録されているものかどうかをチェックするにはこの設定を有効にします。
'Received'ヘッダをチェックする最大数(0 = すべて)
DNS-BLでチェックする"Received"ヘッダの最大数を指定します。ゼロを指定すると、すべての"Received" ヘッダがチェックされます。
直近から指定した数の'Received'ヘッダを省略する(0 =なし)
SMTPをチェックする時、1つ以上の直近のReceivedヘッダを省略する場合には、このオプションを有効にします。
指定より古い‘Received’ヘッダを省略する(0 =なし)
SMTPメッセージをチェックする場合、最も古いReceivedヘッダのチェックを指定した数分DNS-BLで省略する場合、このオプションを使用してください。
POP3収集されたメールの'Received'ヘッダ内のIPをチェックする
有効な場合、DNS-BLはDomainPOPとMultiPOPで受信されたメールのReceivedヘッダに挿入されたIPアドレスをチェックします。
'Received'ヘッダをチェックする最大数(0 = すべて)
DNS-BLでチェックする"Received"ヘッダの数を指定します。ゼロを指定すると、すべての"Received" ヘッダがチェックされます。
直近から指定した数の'Received'ヘッダを省略する(0 =なし)
DomainPOPとMultiPOPメッセージをチェックする場合、1つ以上の最新のReceivedヘッダを省略させたい場合、このオプションを使用してください。DomainPOPなどのPOP3で収集されたメールの直近のReceivedヘッダのチェックを省略する必要は頻繁に生じるので、このオプションはデフォルトで1に設定されています。
指定より古い‘Received’ヘッダを省略する(0 =なし)
DomainPOPとMultiPOPメッセージをチェックする時に指定よりも以前のReceivedヘッダを省略させたい場合、DNS-BLが必要な場合、このオプションを使用してください。
設定
DNS-BLの一致で指定値をスパムスコアに加算
DNS-BLと一致したメールに対して、加算する スパムスコア を指定します。スパムフィルタのヒューリスティック検査では、DNS-BLの結果について加算されるスコアが、スパムと判定するには十分でない場合があります。ここでスパムスコアを追加すると、スパムメールの検出率を向上させる事ができます。デフォルトでDNS-BLに一致した場合にはスパムスコアへ3.0ポイントが加算されます。
次のセッションの場合はDNS-BLをスキップ:
認証済
AUTHコマンドで認証したセッションからのメールをDNS-BL問合せの対象外とする場合はこのオプションをクリックして下さい。
信頼するIPからのセッション
信頼するホストからのメールをDNS-BL問合せの対象外とする場合はこのオプションをクリックして下さい。
ATRNデキュー
ATRNデキューセッションで収集したメールをDNS-BL問合せの対象外とする場合はこのオプションをクリックして下さい。この設定はデフォルトで無効に設定されていますが、スマートホストでメールのDNS-BLチェックを既に行っている場合などは有効にして頂く事もできます。
許可リストからのメールの 'Received' ヘッダをスキップ
このオプションを有効にすると、DNS-BL 許可リストに含まれているIPアドレスからのメールについては「Received」ヘッダのチェックを行いません。
最初のDNS-BLの一致で以降のDNS-BL問合せを中止
メールヘッダに複数のホストが含まれていて、DNS-BL処理が複数回行れる事は頻繁にあります。デフォルトで、DNS-BLは一致した数によらず、全ての問合せ処理を行います。DNS-BLに一致した時点で、対象メールのそれ以降の問合せを中止する場合は、このオプションを有効にして下さい。
ブロックリストのIPからのメールをSMTPサーバで拒否する
デフォルトでは、このオプションは無効で、SMTPセッション中ブロックリストにあるIPアドレスからメッセージを拒否するのではなく、X-MDDNSBL-Resultヘッダを挿入します。コンテンツフィルタ機能を使って、このヘッダを検索し、要件に応じた処理を行う事ができます。また、後述のユーザのスパムフォルダへブロックリストのメールを自動的にフィルタオプションを使って、各ユーザのスパムフォルダへ自動的にメッセージを振り分けることもできます。フラグ付けでなく、ブロックリストに登録されたIPからのメールを拒否する場合は、このオプションを有効にして下さい。
一部のIPアドレスが誤ってブロックリストに記載される可能性があるので、フラグを付けるのではなく、メッセージの拒否を選択する前に注意をしなければなりません。メッセージへフラグを付けに加えて、 スパムフィルタの DNS-BLの一致で指定値をスパムスコアに加算でスパムスコアを調整することもできます。 |
...'user unknown'でなく'Message'で応答する
IPアドレスがリストに含まれているかどうかをSMTPセッション中に特定の形式でDNS-BLホストへ渡す場合はこのオプションを使用します。
それ以外は、"user unknown"メッセージが代わりに渡されます。上記のブロックリストのIPからのメールをSMTPサーバで拒否するオプションの使用を選択した場合に、このオプションは、利用可能です。
ユーザのスパムフォルダへブロックリストのメールを自動的にフィルタ
このオプションをクリックすると、この後に追加する全てのアカウントで、アカウント用の"Junk E-mail" IMAPフォルダが作成されます。またMDaemonはユーザ毎にX-MDDNSBL-Resultヘッダを検索するメールフィルタを作成し、このヘッダを含むメッセージをユーザのスパムフォルダに移動します。また、このオプションをクリックすると、MDaemonの既存のユーザアカウントに対しても、同じようにこれらのフォルダを作成しフィルタを適用するかどうかを尋ねられます。下記の[アカウント別スパムフォルダとフィルタの自動生成]をご覧ください。
MDaemonは自動的にアカウント毎の"Junk E-mail" IMAPメールフォルダを作成し、X-MDDNSBL-Resultヘッダを発見するとそのフォルダへメッセージを振り分けるルールを作成します。上記のユーザのスパムフォルダへブロックリストのメールを自動的にフィルタオプションをクリックすると、すべてのアカウントに対してフォルダと対応するルールを作成するかどうかを確認されます。フォルダとフィルタを作成するには[はい]を選択してください。この方法で、簡単且つ敏速に、全てのユーザーで、スパムメールが正規のメールと混同してしまうのを避ける事ができます。ユーザーが行わなくてはならない事は唯一、定期的にスパムフォルダをチェックして、重要なメールが誤ってスパムフォルダに送られていないか(時には発生する可能性があります)を確認する事のみです。アカウントにフォルダとフィルタを作成する際、すでにX-MDDNSBL-Resultヘッダをチェックするフィルタを持つアカウントが存在すると、MDaemonは何もアクションを起こさず、ルールも作成しません。IMAPフォルダの名前を"Junk E-mail"以外にする場合は、設定 » 初期設定の システム 画面のデフォルトスパムフォルダ名を変更します。