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MDaemonメールサーバ 24.0

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セッション

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SMTP

同時SMTPアウトバウンドセッションの最大値

外部向けメールを送信する時に作成される送信SMTPセッションの最大数をここに入力します。各セッションは、キューが空になるか、または[セッションごとにスプールされるSMTPアウトバウンドメッセージの最大値]での設定値に達するまで、外部向けメッセージを送信します。例えば、メールを送信時、外部キューに送信待ちの20個のメッセージがあり、この設定値を5にした場合、5つのセッションが作成され、各セッションで4つのメッセージを配信します。

このオプションはデフォルトで30に設定されていますが、いくつかの設定を試し、帯域幅に対して最適なパフォーマンスとなるセッション数を確認してください。セッション数が多すぎると、帯域幅の過負荷やマシンのリソース消費で、配信効率が悪くなる場合があります。MDaemonで作成される各SMTPセッションは順番にメッセージを配信しますので、1つのメッセージを8つのスレッドで配信するより、それぞれが2つのメッセージを配信する4スレッドの方が効率良く速いかもしれません。28.8K/56Kモデムでは5-10スレッド、ISDN環境では10-15スレッド、ブロードバンド環境では20-30スレッドから始めると良いでしょう。

同時SMTPインバウンドセッションの最大値

この値は同時に発生する内部向け同時SMTPセッションの数をコントロールします。セッション数がこの値に達するとサーバは"Server Too Busy"メッセージを返します。デフォルトは50です。

同時MSAインバウンドセッションの最大数

同時並行のメールサブミッションエージェント(MSA)Inboundセッションの最大数を指定するために、このオプションを使用します。

セッション毎にスプールされるSMTP送信メッセージの最大値

ここでは、セッション毎に処理するメッセージの最大値を制限します。最大値に到達すると、システム上のメモリを解放するため、メールの配信は一旦停止します。通常はこのフィールドには0に設定し、キューが空になるまで各セッションで配信を続けるようにします。

指定時間SMTP接続失敗をキャッシュする(0 =しない)

特定のホストに対するSMTP接続が失敗した際、このオプションで指定された時間(分単位)、そのホストへの接続は行いません。これにより、問題のあるホストへの不必要な接続がなくなります。例えば、同じドメイン宛の複数のメールがあった場合、最初のメール送信時に対象ドメインのサーバーがダウンしていると、MDaemonはデフォルトで5分間、対象サーバーへの接続を行いません。SMTP失敗をキャッシュしない場合、0を使用してください。

同一IPからの同時接続最大数 (0 = 無制限)

同一IPからの同時接続を最大いくつまで許可するのかをここで指定します。制限しない場合には0を指定してください。

同一IPへの同時接続最大数(0 = 無制限)

メール配信の間、シングルIPアドレスへ許可される同時接続の数を制限するために、このオプションを使用してください。同時接続を制限しない場合、0を使用してください。

このオプションは、1回の同時接続数が多すぎる場合、これを押さえるのに便利です。ここで指定した以上の接続が必要になると、接続中のIPとの通信は使わずに、次のMXホスト(あるいはスマートホスト)が使用されます。追加のホストがない場合、メッセージは次の配信サイクルのために待ち状態になります。デフォルトで、このオプションは無効で既存の動作を維持します。

...信用するIPを含める

デフォルトで、信頼されたIPアドレスへの接続は、同一IPへの同時接続最大数から除外されています。信用するIPへも同様のオプションを適用するにはこのボックスを有効にします。

...予約されたIPを含める

デフォルトで、予約されたIPアドレスへの接続は、この機能から除外されていますこれらは、127.0.0.*、192.168.*.*、10.*.*.*および172.16.0.0/12です。しかし、予約IPアドレスへも同様のオプションを適用するにはこのボックスを有効にします。

メール送信時に複数のRCPTコマンドを使用する

デフォルトでMDaemonはスマートスプーリングを使用します。これはメール送信時に複数のRCPTコマンドを1つのセッション内で使用するというものです。このオプションはセッション毎に使用するRCPTコマンドを1つに制限したい場合に無効化して下さい。

除外リスト

このボタンはスマートスプーリング除外リストを起動します。MDaemonがこのリストにあるドメインへメールを送信する際には、スマートスプーリングを使用しません。セッション毎に1つのRCPTコマンドのみが使用されます。

次の優先度のMXホストへ送る前に全てのAレコードへの配信を試みる

配信エラーや失敗で、デフォルトではMDaemonは次のMXホストへ移動する前にMXホストの全てのAレコードへ配信を行います。MDaemonでエラー発生時全てのAレコードを試すのではなく、次のMXホストへ移動する場合はこのオプションを無効化してください。

POP3とIMAP

同時MultiPOPアウトバウンドセッション最大値

ここで入力される値は、MultiPOPメールを収集する時に作成される、アウトバウンドPOPセッションの最大数です。各セッションは、すべてのMultiPOPサーバが処理され、すべてのメールが収集されるまで、このタイプのメールを収集します。例えば、すべてのユーザ間で合計15のMultiPOPセッションがある場合に、この設定値を3にセットすると、それぞれのセッションは5つのMultiPOPソース(サーバ)に接続しメールを収集します。

いくつかの設定を試して、帯域幅に最適なパフォーマンスとなるセッション数を確認してください。セッション数が多すぎると、帯域幅に負荷がかかり過ぎマシンのリソースを消費し尽くし配信効率が悪くなる場合があります。MDaemonによって作成される各POPセッションは、すべてのソース(サーバ)が処理されるまでメールを収集することに注意してください。すなわち、1つのソースからメールを集める20のセッションよりも、20のソースからメールを集める4つのセッションの方が効率良く速いかもしれません。

同時POP3インバウンドセッション最大値

この値は、サーバが受け付ける同時POPInboundセッションの最大数をコントロールします。セッション数がこの値に達するとサーバは"Server Too Busy"メッセージを返します。

同時IMAPセッションの最大値

この値は、サーバが受け付ける同時IMAPセッションの最大数をコントロールします。セッション数がこの値に達するとサーバは"Server Too Busy"メッセージを返します。