Authenticated Received Chain (ARC) とは、メールの認証評価へ中継メールサーバーが署名するメール認証プロトコルです。これにより、「保護の連鎖」が認証され、各サーバーがメールの処理を行う際、前のサーバーがどのように処理を行ったか、各ステップで認証が成功したかどうかの確認が行えます。下流のメールサーバーがDMARC検証を行い、SPFやDKIMが(例えば転送やメーリングリストの変更などで)認証に失敗した場合、信頼するホストのARC結果を確認し、メールを受け入れるかどうかを判断できます。認証するかどうかを判断する事ができます。
ARCプロトコルの詳細は、次のサイトを参照してください: RFC 8617: The Authenticated Received Chain (ARC) Protocol.
ARC検証
ARC検証を有効にする
ARC検証を有効にする場合はこのチェックボックスを有効にしてください。
信頼するARC Sealers
信頼するARC SealersとはARC結果を信頼するドメインです。信頼するドメイン以外からのARC結果はDMARC検証の際無視されます。
ARC署名
対象の送信メールへARCで署名する
転送メール、メーリングリストのメール、ゲートウェイのメールがARC署名の対象です。ARC署名には、次のセレクタの指定と署名するドメインが必要です。
デフォルトセレクタ
ARC署名で使用するデフォルトセレクタを選択します。DKIM署名 と同じセレクタを選択するか、新規に作成する事もできます。
デフォルトの署名対象ドメイン
ARC署名を行うデフォルトのドメインを選択します。
詳細
複数ドメインを使用していて、ドメインの署名に異なるセレクタを使用する場合は、詳細をクリックして設定を行います。