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MDaemonメールサーバ 24.0

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自動ゲートウェイ作成

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自動ゲートウェイ作成

 

この機能は、他のソースからドメイン宛のメールがMDaemonに配送されて来た場合に、MDaemonからのDNSサーバーへの問合せで、自身が正しいMXレコードとして認識できた際、登録のないドメインのゲートウェイを自動作成するための機能です。

例えば、

自動ゲートウェイ作成機能が有効で、MDaemonのデフォルトドメインのIPアドレスが[192.0.2.0]の時、登録のないexample.comドメイン宛のメールがSMTPで配送されてきたとします。この時MDaemonは[example.com]のMXレコードとAレコードを参照し、[192.0.2.0]が、リレーホストとして認識されているのかどうかを確認します。DNSを参照した結果、MDaemonのIPアドレスが[example.com]用の正しいMXホストである事が確認できると、MDaemonは自動的に新しいドメインゲートウェイを作成し、対象ドメイン宛のメールを受け付けるようになります。[example.com]宛てのメールは特別なフォルダに格納され、設定によっては、リモートメールの処理毎に、上位のMXホストへ配信を行います。この機能を使うと、DNSへMDaemonのIPアドレスを代替MXホストとして登録するだけで、効率的にMDaemonを他のドメインのバックアップサーバーとして利用できるようになります。

この機能の安全性を高めるため、MDaemonは任意のメールアドレスに確認リクエストを送るよう設定する事もできます。確認リクエストの応答を待っている間、対象ドメイン宛てのメールの受付と格納は行いますが、配信は行いません。確認リクエストは指定時間内に返信しなくてはならず、返信がない場合、自動作成したゲートウェイは削除され、格納済のメールも全て削除されます。確認リクエストに対する返信を受信した場合は、格納済メールは通常通り配信されます。

 

悪意のあるユーザやスパマーが、DNSサーバーへMDaemonのIPアドレスをMXホストの1つとして登録し、この機能を悪用する可能性があります。そのため、自動ゲートウェイ作成を使用する際には注意が必要です。不正利用の防ぐ方法の1つとして作成確認メッセージの送付先... 機能を、できるだけ利用することを推奨します。

自動的にゲートウェイドメインを作成する

DNSクエリの結果に基づいて、ドメインゲートウェイを自動的に作成する場合は、このチェックボックスを選択してください。

次のゲートウェイをテンプレートとして使用する

ドロップダウンリストからドメインゲートウェイを選択すると、今後自動作成するすべてのゲートウェイは、このドメインゲートウェイの設定をテンプレートとして使用します。

メッセージの送信者がローカルユーザーの場合はドメインゲートウェイを作成しない

ローカルユーザからのメールによって、ゲートウェイが自動作成されるのを防ぐには、この設定を有効にしてください。

MXが予約されたIPを示す場合ドメインゲートウェイを作成しない

MXレコードが[127.*]や[192.*]などの予約済IPに関連付けされていた場合に、ゲートウェイが自動作成されるのを防ぐには、この設定を有効にしてください。

ゲートウェイをアクティブにする前に確認を必要とする

この設定が有効な場合、MDaemonは、自動的に作成されたゲートウェイが有効であるかどうかを確認するためのメールを選択されたアドレスに送信します。MDaemonは確認中もメールを受け入れ続けますが、確認が取れるまではそのメールを配信しません。

作成確認メッセージの送付先

このテキストボックスには、確認メッセージを送信するアドレスを入力してください。

確認メッセージの応答を指定時間にする

MDaemonが確認メッセージの応答を待つ時間(分)を指定してください。この制限時間が経過するとドメインゲートウェイは削除されます。

ゲートウェイのメールは各キューの実行時に上位のMXのホストへ配信する

リモートキューが処理されるたびに、このゲートウェイのメールを上位のMXホストへ送信する場合は、この設定を有効にしてください。

参照: