ネームマッチング機能は、DomainPOPメール収集エンジンと組み合わせた場合のみ動作します。この機能を使用する場合は、DomainPOPを有効にする必要があります。DomainPOPは 設定 » サーバ設定 » DomainPOP" で設定できます。 |
リアルネームマッチング エンジン
リアルネームマッチングエンジンを有効にする
この機能により、MDaemonは、解析されたメールアドレスではなく、アドレスで含まれるテキスト部分によって、DomainPOP収集されるメッセージの受信者を決定することができます。これは一般的には宛先のリアルネームです。
例えば、メッセージの[TO:]ヘッダは以下のようになります:
TO: "Michael Mason" <user01@example.com>
または
TO: Michael Mason <user01@example.com>
ネームマッチングは、アドレスの "user01@example.com"の部分は無視します。その代わり、[Michael Mason]の部分を取り出し、これがMDaemon ユーザあるか検索します。アカウントのリアルネームフィールドに一致した名前を見つけると、そのアカウントのローカルのメールアドレスが配信のために使われます。見つからない場合は、MDaemonはデータから解析したメールアドレス(この例では user01@example.com )へメッセージの配信を行います。
アドレスのリアルネームの部分はカンマ、セミコロン、コロンを含むことはできません。 |
この機能をアドレス部分が以下の値にマッチする場合のみ適用
このオプションでは、リアルネームマッチング処理を行うために取り出されるデータに必要なメールアドレスを指定することができます。これはネームマッチング機能が採用された場合のコントロール手段となります。例えば、アドレスとして"user01@example.com" のように指定すると、この値に一致するアドレスのみがネームマッチングの候補となります。
このオプションで "user01@example.com"と指定すると 、これは、次のような意味になります。
"TO: 'Michael Mason' <user01@example.com>" はネームマッチングの候補になりますが、 TO: 'Michael Mason' <user02@example.com> はなりません。